Closeup of young beautiful brunette woman making frame with her fingers, over gray background.
- 恋に効く心理学テクニック -

【心理学】モテない人には幸せなゴールが!?

「ご祝儀貧乏」という言葉があるように、周囲の慶事はなぜか重なるもの。数年に一度やってくる結婚ラッシュに、内心で焦りを募らせている独身者も少なくないだろう。誰でも人生に一度は“モテ期”が来る、なんていわれるけど、その一度を逃してしまったら…と考えるとなかなかスリリングだ。世の中には相手にまったく困らないモテ男・モテ女だっているのに、人生は不公平にできている。

■今回の講師
内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

経験が豊富である人ほど結婚に対する“満足”のハードルが高い

内藤先生「いや、そんなことはありませんよ。モテない人の方が、結婚後は幸せになれるというデータもありますから、モテないのはむしろ喜ばしいこととも考えられます。恋愛も終わりよければすべてよし、ですよ」

むむ? これはいったいどういうことだろう?

内藤先生「リトアニアのヴィタウタス・マグナス大学の心理学者レグカウスカス氏が、夫婦の結婚後の満足度について調査しています。結果、男女ともに結婚前の交際人数が多い人ほど、結婚後の満足度は低く、あまり交際経験のない人ほど満足度が高い、という結果が得られました。また、女性に関していえば、初体験が早かった人ほど、結婚生活に満足していない傾向が見られたといいます」

これについて、経験が豊富である人ほど結婚に対する“満足”のハードルが高いのだと、内藤先生は補足する。

内藤先生「選択肢がいろいろあると、目移りしてしまうのが人情です。逆に、ひとつしかない物は誰だって大切にするものですし、簡単に手に入った物にはあまりありがたみを感じませんよね? 恋愛や結婚も同じなんですよ」

つまり、モテない人生を送っていれば、数少ないチャンスをモノにして得た妻を大事に思うはずだし、結果的に結婚生活の満足度も高くなりやすい、ということだ。「要は考え方次第。塞翁が馬とはよくいったものですよね」と内藤先生は笑う。

焦ってパートナーを探さなくても、最終的にハッピーエンドに持ち込めれば、万事OK。それでもやっぱり、僕はモテる男がうらやましいですけどね…。
Text by Satoru Tomokiyo