Portrait of an attractive man, model of fashion, wearing modern suit.
- 恋に効く心理学テクニック -

【心理学】“モテるタイプ”には誤解が多い!?

“女性に好かれるにはどうすればいいか!?”とは、男にとって古今東西変わらぬ関心事である。モテない我が身を嘆き、「もうちょっとルックスがイケていたら…」「あと数センチだけでも背が高かったら…」などと、無いものねだりをした経験が誰にでもあるだろう。じつはこの心理は心理学で解明されているという。

■今回の講師
内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

モテのコンプレックス=“スポットライト効果”?

内藤先生いわく…。「あまり気にしない方がいいですよ。人間は、自分がコンプレックスを感じる部分に他人が注目していると錯覚しがちですが、実際には誰も気にしていないことがほとんどですから。心理学ではこれを、“スポットライト効果”といいます」。

スポットライト効果とはつまり、自意識過剰と言い換えてもいいだろう。

内藤先生「米コーネル大学の心理学者ギロビッチ氏が、スポットライト効果を裏付ける実験を行っているんです。被験者にカッコ悪いデザインのTシャツを着せてキャンパス内を歩かせたもので、『どのくらいの人が、あなたのTシャツに注目したと思う?』と本人に聞いたところ、『約半数の人が自分を見ていた』と回答。しかし、実際に彼のTシャツを覚えていたのは、24%に過ぎなかったのです。つまり、人は思っている以上に他人には無関心ということですね」

うーん。確かに、周囲は思っているほど自分に注目していない、というのは哀しい真理かもしれない。逆に、「○○君はモテそうだ」などと同性同士でいわれることも、「あまりあてにならない」と内藤先生は語る。

というのも、モテに関する男女の評価は、多分に思い込みによるところが大きいからだ。それを示唆するこんな実験結果があるという。

内藤先生「英オールド・ドミニオン大学の心理学者ローラ・ジャコビー氏が、大学生男女を対象に、“異性に好かれる同性の条件”を調査し、検証しているんです。すると、女性は『胸の大きい人が男に好かれる』と思っている人が多数であったのに対し、男性は『胸の大きさにはこだわらない』という人が多数を占め、逆に、多くの男性が『男らしい人が女に好かれる』と考えているのに対し、女性は『男らしさはあまり重視しない』と回答した人が多いことが判明したんです」

つまり、異性の好みはしょせん、同性には理解できないということ。あまり振り回されない方がいいのかも!?
Text by Satoru Tomokiyo