男が複数のパートナーを求める理由
- 恋に効く心理学テクニック -

男が複数のパートナーを求める理由

世の中、浮気をしたことのない男だって少なくないはずだが、それでもなぜか、“男は浮気をするもの”と扱われることが多い。彼氏の行動を監視しようという恐ろしい(?)アプリが登場するのも、そうした風潮がもたらす弊害といっても過言ではないだろう。つくづく、男は損な生きものであると痛感させられるが…。

■今回の講師
内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

男性は、女性経験の数=名声、威信、信望のイメージ?

内藤先生「でも実際、男性というのは女性経験の数を、そのまま自らのプレステージに置き換えてイメージする傾向があるんですよ。プレステージとは名声、威信、信望のことです」

たしかに、これまでの交際相手の数やセックス・パートナーの数を得意気に明かす男性は少なくないし、それをこちらがどこかうらやましげに聞いてしまうのも事実だ。

内藤先生「これは心理学的な調査でも実証されていることなんです。ニューメキシコ州立大学の心理学者ピーター・ジョナサン氏が、一定数の男女をサンプルに、『複数のセックス・パートナーを持つ男性に感じるプレステージの度合い』を5点満点で採点させ、集計しました。その結果、男性は平均2.65点、女性は1.79 点と、とくに男性からの評価が高いことが確認されたのです」

同じ調査で、「複数のセックス・パートナーを持つ女性」への採点も実施されているが、こちらもやはり、女性よりも男性の方が、複数のパートナーを持つ女性に対して高いプレステージを感じるという結果が得られたそうだ。つまり男というのは、男女を問わず異性にモテる人間はデキるヤツ、と考えるものらしい。

なお、これはセックス・パートナーだけでなく、お金も同様であると内藤先生は語る。多く持っていれば持っているほど、男にとっては自尊心やプライド、自己評価の支えとなるわけだ。

ただし、男がいくら自尊心を保ったところで、浮気が女性から軽蔑される行為であるのは間違いない。…結局のところ、自己満足に過ぎないのかも!?
Text by Satoru Tomokiyo