恋人のウソに騙されないためには?
- 恋に効く心理学テクニック -

恋人のウソに騙されないためには?

カップルの間に「ウソ」は付き物だ。それは無用なケンカを避けるための方便だったり、浮気を隠すためのものだったり様々だが、たとえ自分はウソをつくことがあっても、相手のウソには騙されたくない…と考えるのが人情だろう。恋人のウソを上手に見抜く方法なんてないものだろうか?

■今回の講師
内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

「メール<対面<電話」がウソがつかれやすい

内藤先生「人が“ウソをつきやすい状況”というのを研究したデータがあるんです。米コーネル大学の心理学者ジェフ・ハンコック氏が、学生に1週間の間についたウソをすべて記録させたもので、ここから“どのような状況でウソをついたか”を集計しているんです。その結果、メールでウソをついたという人が14%であったのに対し、対面が27%、電話が37%と高い数値を示しました。つまり、電話や対面はウソをつかれやすい状況といえますから、要注意かもしれませんね」

メールにウソが少ないというのは、なんだか意外な結果である。これについて内藤先生は次のように分析する。

内藤先生「やはり文面では証拠が残りますし、読み手が何度も反すうできますからね。逆に、表情が読まれない電話では、“バレないだろう”という意識が働きやすいんです。ですから、浮気の疑いを問いただす時など、ウソをつかれたくない時は電話じゃない方がいいでしょうね」

また、電話では顔が見えないため、ウソを見抜きにくいのも難点だと内藤先生は語る。…ってことは、相手と直接対面している場合は、ウソを見抜くポイントがあるということ?

内藤先生「そうですね。たとえば声のトーンがやや上がったり、目が泳いだり、アイコンタクトが減ったり、ウソはどうしても表情に出てしまうもの。また、体全体が無意識に出口の方向を向いてしまいがちなのも、心にやましいことを抱えている人に見られる傾向です。その場から逃れたい、という心理が働いているわけです」

ちなみに、相手の浮気疑惑を問いただしたい場合は、「前提暗示法」と呼ばれる手法が効果的とか。

内藤先生「これは『ウソついてない?』と聞くのではなく、最初から『どうしてウソをつくの?』と、決めつけて問答を始める手法ですね。気の弱い相手なら、すぐに白状してしまうはず」

まるで警察の取り調べのようなやり方! 破局覚悟の最後の手段としてなら有効かも!?
Text by Satoru Tomokiyo