【心理学】八方美人は恋愛に不利?
- 恋に効く心理学テクニック -

【心理学】八方美人は恋愛に不利?

誰だって、仏頂面をしているよりも笑っていた方が魅力的なのは間違いない。だからこそ、出会いの場では、なるべく笑顔を心がけておきたいもの。まして男なんて単純だから、女性にニコッと微笑んでもらっただけで、なんだか“いけそう”な気がしてしまう。昔からいわれる、「男は度胸、女は愛嬌」というのは、あながち間違ってはいないのかもしれない。
「それが、必ずしも誰にでも愛想のいい人が恋愛に有利ではない、という研究結果があるんですよ」
そう解説するのは、心理学者の内藤先生だ。

■今回の講師
内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

心理学者が行ったコンピューター・デート実験の結果は…

内藤先生「これは米ウィスコンシン大学のエレイン・ウォルスターという心理学者が行ったコンピューター・デート実験によるものです。ここでいうコンピューター・デートとはチャットのようなもので、用意されたサクラの女性には、(1)誰ともデートしない女性、(2)誰が相手でもデートに応じる女性、(3)「あなたとなら…」とデートに応じる女性、という3つのタイプを演じてもらい、それぞれ男性からの好感度を測りました」

その結果、もっとも支持を得たのは(3)の女性で、12点満点のうち9.41点という高得点をマーク。次いで(2)の8.53点、(1)の7.90点という結果が得られたという。

内藤先生「これが何を意味しているかといえば、男性に特別な感情を抱かせるためには、闇雲に愛嬌を振りまくよりも、自分だけが特別扱いをされている感覚を持たせることが大切、ということです。男性は自尊心が強いため、特別扱いされることに弱いんですよ」

ちなみにこうした自尊心に訴えかける手法は、男だけでなく女にもある程度有効というのが内藤先生の見解だ。

内藤先生「もちろん、誰にでも愛想がいいことは長所ですし、周囲に好かれるでしょう。ただ少なくとも、合コンやお見合いパーティーなどで特定の異性を落としたいのであれば、優先順位によって対応を使い分ける方が得策かもしれませんね」

もちろん、露骨なひいきは周囲の反感を買うのでご注意を。ただし、“これは!”というときは、「あなただけは特別」というサインを、ささやかに送る工夫をしてみては?
Text by Satoru Tomokiyo