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ボルボ90周年を祝う『V40』のアニバーサリーモデル

スウェーデンの自動車メーカー、ボルボが初めて世に送り出した『ÖV4』、通称ヤコブを知っているなら、相当のクルマ通といっていいだろう。1900年代初めに量産化が始まったガソリン自動車は、1920年代に入ると各メーカーがレースでスピードを競い合うようになり、1923年にル・マン24時間レース、1929年にはモナコグランプリの第1回大会がそれぞれ開催された。『ÖV4』が登場したのは、そんな自動車の性能が飛躍的に高まり始めた1927年のこと。2017年は、それから90周年にあたる。このアニバーサリーイヤーを祝してボルボが発売したのが、特別限定モデルの『V40 T3 Anniversary Edition(アニバーサリーエディション)』だ。

日本で一番人気のボルボにHDDナビを備えた『V40 T3アニバーサリーエディション』

ボルボは、安全性や実用性の高さ、スカンジナビアンテイストの内外装を特徴とするスウェーデンの自動車メーカー。日本国内でも、輸入車のなかではメルセデス・ベンツ、BMW、アウディのドイツ御三家に次いで人気の高いプレミアムブランドだ。

2017年は、そのボルボの第1号生産車『ÖV4』が誕生してちょうど90年。200台限定の『V40 T3アニバーサリーエディション』は、このアニバーサリーイヤーを記念して発売された特別限定モデルである。

車名でわかる通り、ベースモデルは2013年に日本に導入され、日本国内ではもっとも人気の高いボルボの『V40』。欧州では、メルセデス・ベンツ『Aクラス』やフォルクスワーゲン『ゴルフ』などが属するCセグメントにカテゴライズされるハッチバックだ。次世代のボルボを象徴するスタイリングとスポーティな走りが印象的なモデルで、300万円前後というお手頃価格も人気モデルとなった理由のひとつだろう(価格は当時)。

『V40 T3 アニバーサリーエディション』は、この『V40』のエントリーグレードであり、車両価格339万円の「T3 Kinetic(キネティック)」をベースに、21万円の「ナビゲーションパッケージ」を装備。にもかかわらず、価格はベースモデルよりも10万円安い329万円と、極めてお買い得感の高いモデルとなっている(いずれも消費税込み。下の写真はすべて『Inscription』、欧州仕様)。

特別限定モデルなのに、お買い得でバリュー感の高い『V40』アニバーサリーモデル

エントリーグレードがベースとはいえ、LEDヘッドライトや180Wの出力を持つ8スピーカーのハイパフォーマンス・オーディオシステム、さらに11種類の先進安全技術がパッケージされる「インテリセーフ」などが装備されるため、実用上で足りない装備はないといってもいい。

パワートレインには、最高出力112kW(152ps)、最大トルク250Nm(25.5kgm)を発生し、ボルボが「T3」と呼ぶ1.5L 4気筒のガソリンターボエンジンに、6速ATが組み合わされる。180kW(245ps)を発生する2.0Lターボの「T5」など、ほかの『V40』シリーズに比べると非力なのは事実だが、1.5Lターボでも動力性能は十分以上。むしろ、コンパクトなV40を軽快に走らせる、付き合いやすいエンジンだ。
『V40 T3 アニバーサリーエディション』の内装は「チャコール」と呼ばれるブラックのみで、金属調のインテリアパネルなども装備されない。しかし、それはあくまで「プラスα」の部分にすぎず、クルマとしての本質は変わらない。むしろ、329万円でボルボの特別仕様車を手にすることができると思えば、じつにお買い得かつ魅力的なモデルといえるだろう。
Text by Muneyoshi Kitani