男の隠れ家_2017年3月号
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【男の隠れ家】自分だけの 隠れ家空間

「隠れ家」とは「心が安らぐ場所」「ホッとするひととき」だ。規模の大小や、かける金額の多い少ないは関係ない。心安らぐ場所、自分だけのスペースを「秘密基地」と呼び小さいけれど充実した時間が過ごせる空間を紹介する。

撮影◎本林昭吾

自作のバイクガレージを
自分の隠れ家に改造
静岡県 増田邸
庭 → 自作小屋

一見するとアメリカンな雰囲気が漂うガレージなのだが、クルマやバイクはこの小屋の中にはない。持ち主の増田さんの心安まる隠れ家空間となっている。
廃材で造られた壁や柱なども小屋の雰囲気造りには大いに役立っている。当初はバイクガレージ兼作業スペースとして造ったので広すぎず狭すぎずの丁度落ち着く空間だ。
自分の好きなモノで囲まれたい、を目指して造った小屋でのんびりする増田さん。
静岡県の閑静な住宅街の中の1軒におじゃますると、この魅力的な小屋は庭先に建てられていた。廃材で建てられた小屋の入り口横に掛けられている「JUNK YARDPLACE」の看板が出迎えてくれた。
入口には「JUNK YARD PLACE」の看板を自作して取り付けている。
この小屋は当初、増田さんが乗っていたアメリカンバイクのガレージとして造ったそうだ。しかしその後、自分で造ったり手を加えることに魅力を感じた増田さんは、バイクを手放したこともあり、バイク置き場から自分が居心地良く過ごせる空間にしようと手を加え始めたのだという。
バイクを手放し、今はスクーターが足代わりになっているが置き場は小屋の外。
庭の一部に造られている。
廃材を利用して自分で造ればお金もかからないので、時間をかけてコツコツと手を加えて今のような空間になった。

造る上でのこだわりを尋ねると、「好きなモノに囲まれる空間を目指したので、いつのまにかアメリカンな雰囲気になってしまいました(笑)」という答えが返ってきた。確かにミニチュアカーや釣り道具、そして工具やバイクのポスターに囲まれているこの小さな空間は、増田さんにとってホッとする時間を提供してくれている特別な空間なのだろう。
好きなミニチュアカーが置かれている。
壁には釣り道具などの趣味のモノが飾られている。
しかし、まだ満足はしていないようで「夏は暑いし、冬は寒いんですよ。今後の手を加える目標は、暑さ寒さ対策ですね。今からどのように手を加えるかが楽しみです」。もちろんその改良点もコツコツと、そしてお金をかけないで改造していくので、どのように対策するかは今は予想もつかない、と語る。

そんな増田さんを見ていて、自分の空間を手に入れる過程こそが、自分の充実する時間や人生を手に入れることなのだと感じた。