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乾燥だけでなく加齢にも注意!? 真冬のドライアイ対策

パソコンやスマートフォンを使う機会が増えている現代人にとって、注意すべきなのが疲れ目やかすみ目などの症状。空気が乾燥する冬は、いわゆる「ドライアイ」にも注意したいところだ。特に年齢を重ねたビジネスパーソンは、加齢が原因でドライアイに悩まされることも多いという。冬こそおぼえておくべきドライアイの原因と対策法について、日本橋はま眼科クリニックの浜由起子院長に聞いた。

今回のアドバイザー 日本橋はま眼科クリニック院長 浜由起子さん

杏林大学医学部卒業後、杏林大学病院眼科学教室に入局。その後、杏林大学病院眼科勤務を経て、2011年に日本橋はまクリニックを開院。ドライアイ、斜視や弱視、小児眼科など、さまざまな診療をおこなう。

加齢によって涙が蒸発しやすくなり、ドライアイになるケースも

浜さん「目の表面を覆う涙には潤いを保つはたらきがあります。涙の成分の変化や加齢などの理由で目の乾きや疲れを感じるのが、いわゆるドライアイです。目の乾きだけでなく、目の痛みや物が霞んで見える、目の充血・かゆみ、光をまぶしく感じるなどの多様な症状が長期間続けば、ドライアイの可能性が高いでしょう。

ドライアイの原因は主に『パソコン作業による瞬きの減少』、『冬の乾燥した室内での作業』、『コンタクトレンズの装着による乾燥』、40代なら、それらに加えて『加齢による目の乾き』が考えられます。年齢を重ねても涙の分泌量はあまり変わらないのですが、目の表面に涙を保つ機能が衰え、涙が蒸発しやすくなってしまうため目が乾きやすくなるのです」

意識的な瞬きと目薬、PCの高さ調整でドライアイ対策を

浜さん「ドライアイを悪化させる原因のひとつに瞬きの回数が極端に少なくなってしまうことがあります。PC作業に集中して瞬きを忘れてしまうことが多いので、デスクワークが増えた現代では、患者数も急増しています。ドライアイのもっとも手軽な治療法は、意識的に瞬きの回数を増やすこと。そのほか、冬ならば加湿器を使い乾燥を防ぐのも有効でしょう。長時間のPC作業をする方は、PCモニターが目線よりも上にあると見上げる形になってしまい瞬きが浅くなり、乾燥を招きます。そのため、自分の真正面の高さよりも下にモニターを設置すると、目線が下がり瞬きが深くなるので、モニターの位置やイスの高さなども調整してみてください。

PC作業を減らすことは難しいと思いますので、こまめに休憩をとり、しっかり目薬をさしてください。ただし、市販の目薬は“涙の乾燥を抑える”という効果に乏しいのが現状です。ドライアイの症状は人それぞれなので、適した目薬も異なります。可能なかぎり、医師に処方された目薬での治療がおすすめです。瞬きの回数を増やして目薬をするだけでも、視界がクリアになり、目がゴロゴロしなくなった、などの改善が見込めます」

食生活の改善によって健康管理と同時にドライアイ対策も可能

浜さん「不規則な生活や食生活の乱れもドライアイを引き起こします。とくに、ビタミンAの不足はドライアイと密接に関係しているといわれているため、ビタミンAが豊富なニンジンや緑黄色野菜、レバーを積極的に摂ることも、ドライアイの治療につながる可能性が高いでしょう」

最後にアドバイザーからひと言

「実は“目の乾き”という自覚症状を持って眼科を受診する例は、あまり多くありません。目の痛みや目が重たいなど、ちょっとした違和感がドライアイの症状であることも多いので、気になる方はぜひ一度眼科を受診してみてはいかがでしょう」
Text by Miki Ohnuki(Seidansha)