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- 恋に効く心理学テクニック -

恋愛のプロセスは「ゆっくり」がベスト!?

友人知人の結婚式に出席すると、「交際○カ月」とか「交際○年」とか、ゴールインに至るペースは人それぞれなのだなぁ、と実感させられる。でも正直なところ、“これは!”という異性に出会った時には、とにかく早くイイ関係を築きたいと急いでしまうのが人情。恋愛にはやっぱり勢いが大切だと思うのだが、実際のところどうなのだろう?

■今回の講師 内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

押さえておきたいゼイガルニク効果とは?

内藤先生「恋愛のプロセスは、基本的にスローペースの方がいいです。とくに男性は、好きな女性を見つけたらすぐに付き合い、すぐにセックスを…と急ぎがちですが、これはあまり得策とはいえません」

焦ってゴールを目指すよりも、ゆっくりでも着実に関係を育むことが大切、と内藤先生。これには心理学的な裏付けがあるのだという。

内藤先生「米アリゾナ州立大学のポール・モンギューという心理学者が、大学生や年配者など幅広い世代を対象に、異性とデートをする目的を調査しました。その結果、女性が挙げた理由のトップは『楽しみたい』であるのに対し、男性は『セックスしたい』と、顕著な違いが表れたんです」

データによると、「楽しみたい」と答えた女性は、男性の約3倍。「セックスしたい」と答えた女性は、男性のおよそ1/4にとどまったという。

内藤先生「つまり、性別によってデートにおける目的意識は明確に異なるわけです。男性が体の関係を急ぐ気持ちはわからなくもないですが、あまりスピーディーに事を進めるのはやっぱり無粋。スピード社会の現代ですが、恋愛については時にじっくり、時にねっとりと(笑)頑張るくらいの心構えでちょうどいいのでは?」

焦りや欲求を制御するのはなかなか大変だが、これによって恋愛の成功率を高める心理学的メソッドもあると内藤先生は解説する。

内藤先生「中断された楽しみは、確実に後を引くもの。会話などが最高潮に盛り上がっている時に、あえて『じゃ、そろそろ…』とお開きにすることで、相手の心理に『また会いたい』という感情が植え付けられるんです。これをゼイガルニク効果と呼びます」

ぜひ、胸に留めておいてほしい。落ち着いたオトナの恋愛を心がければ、自ずと男の魅力もアップするかも!?

Text by Satoru Tomokiyo