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- 恋に効く心理学テクニック -

【心理学】略奪愛がオススメできない理由とは

素敵な異性に出会ったら、まず真っ先に確認すべきは結婚しているのか否か、あるいは恋人がいるのかどうか、だろう。せっかくの出会いも、相手がフリーでなければ意味がない。もちろん、そこで「負けるものか!」と闘志を燃やし、なんとか自分に振り向かせようと頑張る人もいるだろう。なにしろ、恋愛は障害があった方が燃える…というのは、シェイクスピアの時代からの定説なのだから。
「う〜ん。実際には、それはあまり効率がいいとはいえませんよ。女性というのは、恋人以外の男性に目移りしづらい傾向がありますからね」と語る心理学者の内藤先生。略奪愛は不効率。果たして、その心は?

■今回の講師 内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

恋愛はやっぱり●●●勝ちだった!?

内藤先生「カナダのケベック大学の心理学者ウルスラ・ヘス氏が、こんな調査を行っているんです。女性45人に対し、24人の男性の写真を次々に見せて、その魅力を採点させました。その結果、現在恋人がいる女性ほど、総じて男性に対して低い点数を付けていることが判明したんです。これは防衛意識のようなもので、パートナーがいる女性というのは、心理的なバリアを張るケースが多いんですよ」

つまり、略奪愛を目指してアプローチしても、望みは薄いわけだ。確かに、女性は基本的に身持ちの堅いタイプが多いような気はする。

内藤先生「この点については、男性とは大きく異なりますよね。動物でも、巣作りをしたメスは他のオスを寄せ付けないものです。つまり、攻守でいえば女性は“守り”で、男性は“攻め”。昆虫のなかには、一度交尾をすると産卵管が閉じてしまい、二度と他のオスと交わることができない種が存在するほどです。それは極端な例にしても、恋愛には早い者勝ちの論理というのがやっぱり存在するんですよ」

人は自分の置かれた立場や心理状態によって、異性を評価する基準を変えるものだと内藤先生は補足する。女性はその傾向がとりわけ顕著なのだ。

そもそも、恋人のいる女性をターゲットにするのは、いろんな軋轢(あつれき)を生みそう。ここはやはり、なるべく穏便な恋愛を目指すのがいいかも!?

Text by Satoru Tomokiyo