もし急性アルコール中毒になってしまったら?その症状と正しい対処法について
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もし急性アルコール中毒になってしまったら?その症状と正しい対処法について

ニュースでよく出てくる急性アルコール中毒。毎年急性アルコール中毒によって命を落としてしまう人が後をたちません。「私は大丈夫!」と自信を持っていても、体調や環境により急性アルコール中毒の症状に陥ることもあります。いつなってしまうか分からない急性アルコール中毒、もしなってしまった場合どのような症状が出るのか、正しい対処法をご紹介します。

目次

急性アルコール中毒とはどんな人が急性アルコール中毒になりやすいのか酔っぱらっている人の状態の分類急性アルコール中毒の主な症状急性アルコール中毒の処置の仕方急性アルコール中毒にならないために

急性アルコール中毒とは


急性アルコール中毒とは、アルコール飲料を短時間で多量に摂取することにより生じる中毒症状のことをいい、血液中のアルコール濃度が上がったときに起こります。

東京消防庁が行った調査では、急性アルコール中毒で救急搬送される患者の約半数が20代の若者という結果が出ており、若年者・女性・高齢者などでリスクが高まっています。特に一気飲みによる急性アルコール中毒になる事例が多く、一気飲みによって死亡するケースは毎年一定の数で発生し続けています。

どんな人が急性アルコール中毒になりやすいのか

血液中のアルコール濃度が上昇した際に発症する急性アルコール中毒。アルコールを飲み摂取されたエタノールは、アルコール脱水素酵素などによりアセトアルデヒドに代謝され、さらにアセトアルデヒド変換酵素により酢酸になります。ですが、日本人には遺伝的にこのアセトアルデヒド変換酵素のはたらきが比較的弱い、あるいはほとんどはたらかない人が大勢おり、 アルコールを一気に飲むことで急性アルコール中毒になりやすいと言われています。

一般に若年者・女性・高齢者・飲酒後に顔の赤くなるタイプの人はアルコールの分解が遅いため、急性アルコールう中毒になるリスクが高まります。中でも若年者は自分の限界が分からないこと、アルコールに対してまだ耐性が低いことなどから、急性アルコール中毒のリスクが高いと考えられます。また大学生や新社会人では、新人歓迎行事としてイッキ飲みと称される慣習がいまだ残っています。

酔っぱらっている人の状態の分類


人はお酒を飲むとまず「ほろ酔い期」に入ります。その後「酩酊期」、「泥酔期」、「昏睡期」という状態になっていきます。急性アルコール中毒になりやすくなるのが酩酊期以降です。血中アルコール濃度が0.02%から0.1%程度であるととほろ酔い期に入り、血中アルコール濃度が0.3%を越えると泥酔期と呼ばれるもうろう状態、0.4%を越えると昏睡期という生命に危険を生じうる状態になります。

酩酊になると、自分の意志で立つことが出来なくなり、自分がどこにいて何時なのか分からないという状態になります。昏睡期は、叩いてもつねっても、耳元で叫んでも何の反応もありません。

急性アルコール中毒の主な症状

急性アルコール中毒になった場合、自力で立てない、激しい頭痛や嘔吐、呂律がまわらなくなる、判断力の低下、悪寒や冷や汗、動悸といった症状が挙げられます。
眠ったまま起きないこともあり、その場合寝ながら嘔吐して嘔吐物が喉に詰まり、窒息する恐れがあるので危険です。体温も低下してくるので体を温めなければいけません。

急性アルコール中毒の処置の仕方

・身体を揺さぶらずに、耳元で呼びかけたり、身体を叩いて意識を確認する

その人が今どの状態であるかを確認しましょう。意識がない、大きないびきをかいている、口から泡を吹いて倒れているなどの状態ならば救急車を呼びましょう。

・低体温症を防ぐため、毛布や上着などで身体を温める

急性アルコール中毒になると体温が低下します。体温の低下を防ぐために毛布を掛けるなどの処置をしてあげましょう。

・意識がある場合は、衣類をゆるめて楽にする

本人の意識がある場合、楽な状態にしてあげましょう。また、お水やお茶を少しずつ飲ませ血中のアルコール濃度を下げることも重要です。体は回復体位にします。回復体位とは、体をうつ伏せにして頭を少し反らして気道を確保して、嘔吐しても自然と流れるように、口元は床に付けるようにさせた体位のことです。嘔吐がつまることを避けます。

・とにかく1人きりにさせない

酔ってしまった人を1人きりで寝かせたり放置させたりすることは非常に危険です。実際に酔いつぶれた人を寝かせて置き、気づいたときには取返しのつかないことになっている件がいくつもあります。早い対処を行うことで命に響く危険性を回避することもできます。消して目を離さないようにしましょう。

急性アルコール中毒にならないために


自分の適量を知るとともに、その日の体調にも注意しましょう。また、短時間に多量な飲酒(一気飲み)をすることはやめましょう。伝統であるから、先輩に強要されたからといって一気飲みをすることは危険です。飲酒を無理強いをすることはしてはいけません。一気飲みを強要した場合には強要罪、傷害罪などの法律が適用される場合があります。

お酒が飲めない体質の方は、周囲の人に「お酒が飲めない体質です」と事前に伝えておくことも大事です。お酒という物は練習したからと言って強くなるものではありません。自分の適量のお酒を知っておきましょう。

飲み会が多いシーズン、お酒を飲む量も増えてくるのではないでしょうか。急性アルコール中毒になる危険性は誰にでも当てはまるものです。急性アルコール中毒にならない、急性アルコール中毒にさせない、急性アルコール中毒にもしもなってしまった場合は正しい処置を行う。お酒の飲み方をもう一度見直して、楽しくお酒を飲んでみてください。

参考URL:http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/201312/chudoku/