Studio shot of Handsome young man's torso
- 40代のアク抜きダイエットテク -

改善すべきは体のクセ!? 「FMS」でトレーニング効果UP!

日頃からダイエットや筋トレを行なっているものの、なかなか成果を出せず悩んでいる40代男性も多いはず。その原因は、体のクセにあるかもしれない。正しい姿勢で行わなければ、いくら時間をかけてトレーニングをしても意味がないのだ。そこでオススメしたいのが体を分析して評価する最新メソッドの「FMS(ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン)」。分析結果を元に改善エクササイズやストレッチを取り入ることで、機能的な体になりトレーニング効果も高まるという。腰痛の改善効果や、ケガのリスクも減るというFMSについてパーソナルトレーナーの成田陽一さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
自由が丘ジムプレイグランド ボディデザイナー
成田陽一さん

2006年に大手フィットネスジムインストラクター経て独立。最先端のスポーツ科学理論と1000人以上の指導実績から、個人に最適化したプログラムを提供し、一般の方をはじめスポーツ選手・格闘家・モデルを対象に年間100人以上のボディメイクをサポートする。

体のクセや歪みを判断する診断ツールとなる「FMS」

成田さん「医師が処方箋を出すためには、患者を診察する必要があるのと同様、パーソナルトレーナーもお客様の体を診察しないと個人に合わせた最適なトレーニングを提供することはできません。その代表的な診断ツールが『FMS(ファンクショナル・ムーブメント・スクリーン)』です。

FMSはファンクショナル(機能的)、ムーブメント(動作)、スクリーン(評価)の略で、動作のクセや体の歪み、柔軟性や筋力バランスなどを7つの基本動作で評価するアメリカで開発された最新メソッドのこと。分析結果を元に、クセを矯正するエクササイズや、硬い部分を柔軟にするストレッチを行うことで、トレーニングパフォーマンスが向上する“機能的な体の動かし方”を身につけることができます」

スクワットなどの動きで体のクセを診断することで、適切な改善法が発見できる点が特徴

成田さん「FMSで実際に行われているテストの一例として、7つの基本動作のひとつ『オーバヘッドディープスクワット』をご紹介しましょう。

〈オーバーディープスクワット〉
(1)肩幅ほどに足を広げ、バーを両手で持ち頭上に上げます。
(2)この状態を維持しながらスクワットを行うようにしゃがみます。前方から見たときに体が左右対称かどうかを確認し、体のバランスをチェックします。体に歪みなどのクセがついていると、下の写真のように傾きが出てしまいます。
(3)横から見たときは胸が張っているか、お尻が突き出しているか確認します。これにより体の柔軟性と関節の可動域を見極めます。
下の写真のように、腕が上がらず体が前に倒れるのは、上半身の筋肉が硬く後ろに曲げることができないため。このような場合は上半身を柔軟にするストレッチを提案しています。

体についた悪いクセは、ストレッチなどの指導により改善が可能。腰痛対策にも効果的

成田さん「最後に、上半身を柔軟にする効果が期待できる、簡単な改善ストレッチをご紹介したいと思います。

まず、仰向けに寝た状態で左足を伸ばし、右足を曲げて左足の上に起きます。右手を左手の上に重ねた状態からゆっくり開きましょう。
このときに胸を開くように意識して広げるのがポイントです。この動作を1セット15回として2セット行なって終了。2日に一度の頻度で行なってください。

悪いクセや歪みを改善することで姿勢の矯正、さらに肩こりや腰痛などの改善効果にも期待できますので、姿勢が悪くなりがちなデスクワークの多い40代男性にもオススメ。改善ストレッチは簡単なものばかりなので、日頃から忙しくてジムに通う時間がない人でも自宅で実践できます」

最後にアドバイザーからひと言

「寝つきも良くなるため就寝前に改善ストレッチを行うのがオススメです」

Text by Katsuya Hokonoki(Seidansha)