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エグゼクティブ仕様のポルシェ『パナメーラ』登場

自らステアリングを操るアクティブな40〜50代男性には関係ないかもしれないが、「ショーファードリブン」と呼ばれる車がある。「ショーファー」とは、お抱え運転手を意味する。「ショーファードリブン」とは、その名の通り「運転手が運転する車」のことだ。一般的にはロールスロイスやメルセデス・ベンツ マイバッハなどが有名だが、ドライバーズカーとして名を馳せるポルシェにも、「ショーファードリブン」として設計された車種は存在する。それが、『パナメーラ エグゼクティブ』だ。

中国とアメリカで人気、ショーファードリブン仕様の『パナメーラ エグゼクティブ』

4ドアサルーンでありながら、ポルシェ エンジニアリングの粋を結集したスポーツカーでもあるのが『パナメーラ』だ。2009年にデビューし、2016年6月に2世代目へとモデルチェンジ。そして、11月のロサンゼルスモーターショーで、先代と同じく『パナメーラ エグゼクティブ』が追加された。ホイールベースを150mm延長したショーファードリブンとして設計されており、特に、中国とアメリカでのニーズが高いという。

ロングホイールベースの『パナメーラ エグゼクティブ』は、『パナメーラ4 エグゼクティブ』『パナメーラ4 E-ハイブリッド』『パナメーラ4S エグゼクティブ』『パナメーラ ターボ エグゼクティブ』の4モデルからなる。

4WDの『パナメーラ4 エグゼクティブ』には、新型V6ターボエンジンを搭載。先代パナメーラに搭載されていたエンジンの最高出力を20ps上回る243kw(330ps)を発揮しながら、燃料消費量は100kmにつき1L低減された。その他のモデルの出力は、ハイブリッドモデルである『パナメーラ4 E-ハイブリッドエグゼクティブ』が340kW(462 ps)、『パナメーラ4Sエグゼクティブ』が324kW(440ps)、最上位車種の『パナメーラ ターボエグゼクティブ』が404kW(550ps)となる。

足回りにはPASM(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム)を含む電子制御ダンパーを採用。また、『パナメーラ4Sエグゼクティブ』と『パナメーラ ターボエグゼクティブ』には、後輪操舵システム「リアアクスルステア」を装備した。

後席がデジタル化された仕事場にもなる快適装備の『パナメーラ エグゼクティブ』

特筆すべきは、ショーファードリブンならではの快適装備だろう。大型パノラミックルーフ、フロント及びリアのマルチウェイ電動調節式コンフォートシート(ヒーター付)、後席ヘッドレスト後方のロールアップサンブラインドが全モデル標準で装備される。また、フロントシートのバックレストに統合された10.1インチディスプレイは取り外しての使用も可能。車内外でタブレットとして使用でき、後席を完全にデジタル化された仕事場に変えてくれる。
『パナメーラ4Sエグゼクティブ』と『パナメーラ ターボエグゼクティブ』には、「ソフトクローズドア」も標準装備。最上位モデルである『パナメーラ ターボエグゼクティブ』には、前後左右を独立して調整できるエアコン「4ゾーンクライメートコントロール」、PDLS(ポルシェ・ダイナミック・ライトシステム)を含むLEDヘッドライトとアンビエントライトなども追加される。オプションでは、全モデルに2組の折り畳み式テーブルと新開発の大型リアセンターコンソールが準備された。

エクステリアは、既存の『パナメーラ』と同様に、スポーツデザインパッケージを追加することによって、さらなる個性化を図ることができる。

気になる価格は、『パナメーラ4 エグゼクティブ』が1303万円、『パナメーラ4 E-ハイブリッド』1529万円、『パナメーラ4S エグゼクティブ』1762万円、『パナメーラ ターボ エグゼクティブ』が2540万円となる(いずれも消費税込み)。

個人的には、ポルシェはやはり自らステアリングを握りたい。もしも、『パナメーラ エグゼクティブ』モデルを手に入れられるなら、家族のために運転手になり、妻や子どもに快適に過ごしてもらうための1台にしたいと夢想してしまう。もちろん、高根の華なのだが…。

Text by Tsukasa Sasabayashi