輸入ミニバン画像01
- 大人のための最新自動車事情 -

大人にこそ似合う「輸入ミニバン」おすすめ3モデル

かつてのミニバンには商用車のイメージもあり、少なくとも、こだわりを持つ大人の男性が乗るクルマではなかった。しかし、多くの荷物を積めて、家族全員を快適に遠くまで運ぶことのできる使い勝手のよさを考えると、もはやミニバンの存在は無視できない。富裕層にも休日を家族と過ごすためにミニバンを所有する人が多くいる。とはいえ、トヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』といった人気の国産ミニバンを選ぶのもありきたりだ。そこで、国産ミニバンとはひと味違う、個性派揃いの「輸入ミニバン」3モデルを紹介しよう。

国産ミニバンの「生活感」を敬遠してきた大人の男にも似合う個性的な輸入ミニバン

独身の男性、あるいは複数のクルマを所有する人なら、自分が乗るクルマは趣味やライフスタイルに合わせて選ぶはずである。走りを愉しみたいならスポーツカー、デートに使うならラグジュアリーなクーペやセダン、サーフィンやスキー、キャンプなどのアウトドアが趣味ならSUVというように。

ただし、家族のためのクルマとなると話は別だ。大型SUVという選択肢もあるが、3列シートを備え、7〜8人が乗れて、頭上にもゆとりのある広大な車内空間を持つミニバンは、家族と過ごすのにうってつけのクルマ。フル乗車時を除けばかなりの荷物を積むこともできる。

逆にいえば、ファミリーユースに最適だからこそ、その「生活感」がクルマにこだわりを持つ大人の男性に敬遠されてきたともいえる。国産ミニバンがファミリーカーの主流となったことで、どの車種を選んでも街中でよく見かけるのもネガティブ要素だろう。

しかし、輸入車に目を向ければ、モデル数こそ少ないものの、余裕のある大人の男性に似合うミニバンも存在する。以下は、「輸入車であること」「ミニバンらしい実用性を備えていること」「大人の男が乗るに相応しいクルマであること」を基準に選んだ、おすすめの輸入ミニバン3モデルだ。

おすすめはメルセデス『Vクラス』、VW『シャラン』、シトロエン『グランドC4ピカソ』

大人の男性のなかには普段、ラグジュアリーセダンに乗っている人も少なくないだろう。乗り慣れたラグジュアリーセダンと同じテイストをミニバンでも味わえるのが、メルセデスベンツの『Vクラス』である。

2016年1月から発売されている現行モデルは、先代モデルよりも室内の豪華さや快適性が大幅に向上。全長4905mmのほか、245mm長いロングと475mm長いエクストラロングという、アルファードと同寸かそれ以上のサイズの余裕あるボディを持ち、タイプによっては「アヴァンギャルド」やAMGラインの内外装パーツを装着する「スポーツ」も設定される。

エンジンは力強い2.1Lのクリーンディーゼルが全車に搭載されるため、走りも燃費も心配無用だ。価格は550万円~819万円(消費税込み)。メイン写真と上の室内の写真もVクラス(すべて本国仕様)。

もう少しカジュアルな輸入ミニバンに乗りたいなら、フォルクスワーゲン『シャラン』という選択もある。

フォルクスワーゲンらしいシンプルかつ上質なスタイリングが特徴で、ボディサイズはVクラスの標準ボディと同等。エンジンは1.4Lのガソリンターボで、最高出力も110kW(150ps)と控えめだが、フォルクスワーゲン独自のデュアルクラッチトランスミッション「DSG」との組み合わせによって、スペックから想像するよりもはるかに活発に走ることできる。

価格は、レザー&アルカンターラシートやパワーテールゲートなどが装備される最上級グレードでも467.9万円(消費税込み)とリーズナブル。実用性はもちろん、アウトドアから高級ホテルの車寄せまで、どんなシーンにも使えるオールマイティなスタイルもシャランの魅力である(写真は本国仕様)。
さらに個性的な輸入ミニバンがお望みなら、シトロエン『グランドC4ピカソ』の一択だ。

天才画家の名を冠したグランドC4ピカソは、輸入ミニバンのなかでもっとも個性の強いスタイリングを持ち、ほかの何にも似ていないというシトロエンらしさが際立つクルマ。まさに、こだわりのある大人の男にこそ似合う輸入ミニバンである。

現在は、ガソリンエンジンを搭載した3グレードと、ニューモデルを先取りしたクリーンディーゼル搭載の限定車『フィールBlueHDi』の4タイプだが、2017年春には全車ニューモデルとなり、クリーンディーゼルもレギュラーラインナップに加わる。

下の写真はマイナーチェンジ前のモデル(本国仕様)だが、ニューモデルではフロントマスクがよりシャープなデザインになり、「アダプティブクルーズコントロール」を始めとした運転支援システムも設定された。興味がある人は、ニューモデルを待ったほうがいいだろう。

ミニバンが必要なのは人生の限られた時間だけ、だからこそモデル選びにこだわる

そうはいっても、こだわりのある大人の男性には「子どもがいてもミニバンには乗りたくない」という人がいるかもしれない。

しかし、じつは、子どもと一緒にクルマで遠出する時間はそれほど長くなく、子どもが10代半ばから後半になれば家族と出かける機会も少なくなる。ミニバンが活躍するのは、年数で考えるとせいぜい10数年程度にすぎない。ミニバンとは、人生のなかの限られた時間にしか乗れないクルマなのだ。だからこそ、そのクルマ選びにこだわりたい。

国産ミニバンが人気となり、さまざまなモデルが街中にあふれていても、個性的で洗練された輸入ミニバンという選択肢がある。ミニバンにアレルギーを持つ人がいるなら、今回紹介した3台にぜひ一度触れてみてほしい。

Text by Muneyoshi Kitani