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シトロエン“C4ピカソ”に待望のディーゼルモデル

数少ない輸入ミニバンのひとつとして、2014年に日本上陸を果たしたシトロエン『C4ピカソ』『グランドC4ピカソ』がマイナーチェンジ。同時に、日本仕様として初めてディーゼルエンジン「BlueHDi」搭載車が発売される。レギュラーラインナップとして登場するのは2017年春になるが、ひと足先に装備をシンプルにして価格を抑えた『グランドC4ピカソFEEL(フィール) BlueHDi』が200台の限定車として導入された。

天才画家の名を持つミニバン『C4ピカソ』が欧州で主流のディーゼル搭載車を導入

天才画家ピカソの名を冠したシトロエンのマルチスペースワゴンの初代モデルは、1999年に本国デビューを果たした『クサラ ピカソ』。現在の『C4ピカソ』は、ピカソと名がつくモデルとしては3代目となる。2014年からミニバンのニーズが高い日本でも販売され、フランス車ファンを中心に輸入車ファンの心をつかんできた。

導入当初はガソリンエンジンモデルのみだったが、ヨーロッパの主流はガソリンよりディーゼル。力強い加速や低燃費だけではなく、本国らしさを好むユーザーからはディーゼルが求められており、ディーゼルエンジン「BlueHDi」搭載車の発売は、待ちに待ったニュースといえるだろう。

このBlueHDiは、すでにシトロエン『C4』と『DS4』に搭載されて導入されているエンジンと同じもの。2.0Lの排気量を持つコモンレール式ターボディーゼルは、最高出力110kW(150ps)と最大トルク370Nmを発生する。馬力こそガソリンモデルの121kW(165ps)に劣るが、わずか2000rpmで発生する最大トルクはガソリンモデルに較べて54%も向上しており、その加速性能はなかなかのものだ。トランスミッションは、アイシンと共同開発した6速AT「EAT6」が組み合わされる。

天才画家の名を持つミニバン『C4ピカソ』が欧州で主流のディーゼル搭載車を導入

『C4ピカソ』日本導入モデルは347〜380万円、ボディカラーに2色の新色を追加

2017年春に発売されるC4ピカソのマイナーチェンジモデルは、5シーターの『C4ピカソ』と7シーターのロングボディ『グランドC4ピカソ』に、それぞれガソリンとディーゼルが組み合わされる全4車種。グレードは、装備や充実した「シャイン」のみだ。

マイナーチェンジに伴い、これまで5シーターと7シーターで異なっていたフロントフェイスを共通化。従来よりもシャープでワイドなデザインとなった。また、7シーターモデルでは、ルーフレールのカラーがグレーから新たにシルバーとなったのも外観上の変更点。オプションでブラック&ベージュのナッパレザーも選べるインテリアは、各部のアクセントがブリリアントブラックとされ、よりシックにコーディネートされた。

ボディカラーに「ラズーリ ブルー」と「サーブル」の2色が追加され、全6色の展開となったのも、このクルマが気になっている人にとって朗報のひとつだろう。特にラズーリ ブルーは、シルバーやクロームのパーツとのコントラストが美しく、個性的なデザインを引き立ててくれるいい色なのだ。

「アクティブセーフティブレーキ」や「アクティブクルーズコントロール(ブレーキサポート付)」といった安全運転支援システムが導入されたのもうれしいニュースである。

価格は、『C4ピカソ シャイン』が347万円、『C4ピカソ シャインBlueHDi』が372万円。7シーターの『グランドC4ピカソ シャイン』は355万円、『グランドC4ピカソ シャインBlueHDi』は380万円(いずれも消費税込み)。ナッパレザーパッケージ(受注生産)は、C4ピカソが36万円、グランドC4ピカソで40万円となる。

『C4ピカソ』日本導入モデルは347〜380万円、ボディカラーに2色の新色を追加

お買い得価格の『グランドC4ピカソ シャイン フィールBlueHDi』を200台先行導入

また、プジョー・シトロエン・ジャポンはこの4モデルに先立ち、BlueHDiを搭載した『グランドC4ピカソ フィールBlueHDi』を200台限定という形で発売する。

グランドC4ピカソ フィールBlueHDiは、『グランドC4ピカソ シャイン BlueHDi』の装備をシンプルにすることで価格を372万円(消費税込み)に抑えたモデル。具体的には、「アクティブセーフティブレーキ」や「アクティブクルーズコントロール(ブレーキサポート付)」などが非装備になり、電動サンブライト付パノラミックガラスサンルーフや電動テールゲートが標準装備となる。

国産ミニバンにはハイブリッド車が数多くあるが、ディーゼルエンジン搭載車はこれまでなかった。たしかに、ストップ&ゴーの多い街中ならハイブリッド車のほうが便利だが、家族でロングドライブするならディーゼルエンジンのほうが相性はいい。個性的なデザインも含め、新たにBlueHDiを搭載した『C4ピカソ』『グランドC4ピカソ』はミニバンの新しい選択肢として注目すべき存在といえるだろう。

お買い得価格の『グランドC4ピカソ シャイン フィールBlueHDi』を200台先行導入

Text by Muneyoshi Kitani