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高田賢三×増永眼鏡のコラボサングラス

高級眼鏡フレームの製造販売を手がける増永眼鏡と、日本のモード・ファッション界の先駆者であるデザイナーの高田賢三氏がコラボレーションした「MASUNAGA designed by Kenzo Takada」。秋冬コレクションとして発表された、クラシカルで美しいサングラスが話題となっている。

2014年から始まった「MASUNAGA designed by Kenzo Takada」

世界の眼鏡産業をリードする福井県。その地へ1905年(明治38年)に初めて眼鏡作りを持ち込み、産業として発展させた「眼鏡産業の祖」と呼ばれる人物が初代増永五左衛門だ。その増永氏が創業したのが、高級眼鏡フレームを手がける「増永眼鏡株式会社」である。

その増永眼鏡が、アジア最大級の国際メガネ展「IOFT2016」で先行発表したのが、世界的デザイナーである高田賢三氏とのコラボレーション「MASUNAGA designed by Kenzo Takada」のサングラスだ。増永眼鏡と高田氏は2014年、パリで開催された「Silmo2014」で最初のコレクションを発表して以来のパートナーであり、ロゴデザインには高田家の家紋「桔梗」をモチーフとしている。

高田氏は1939年、兵庫県姫路市生まれ。2人の姉からの影響でファッションに興味を抱き、大学を中退して文化服装学院へ入学。同期だったコシノジュンコ氏やニコル創業者の松田光弘氏、ピンクハウス創業者の金子功氏らと切磋琢磨し、在学中にデザイナーの登竜門である「装苑賞」を受賞するなど才能を開花させた。1965年にフランスへ渡り、1970年独立。これが後の「KENZO」となった。日本の着物や生地、フォークロアなどをミックスする新しいデザインは当時のモード界に衝撃を与え、高田氏は世界的デザイナーとなった。1999年に勇退したが数年後に活動を再開、現在も様々な分野の第一線で活躍している。

クラシカルかつモダンなデザイン

「MASUNAGA designed by Kenzo Takada」のコラボレーションから生まれたサングラス「Sirius」は、19~20世紀初頭に見られた工業用ゴーグルをデザインソースとしたものだ。目の周りを覆うようなアセテート製フードの形状は、蒸気機関が全盛であった時代を彷彿とさせる。
そしてチタン製のトップバー(左右のレンズをつなぐブリッジの上部分)、ヨロイ(眼鏡の両端部分)、テンプル(眼鏡を支えるつる部分)には、イスラムに起源を持つ「アラベスク」(日本では唐草模様とも呼ばれる)が彫金のように刻まれ、エキゾチックなイメージを演出。異なる文化をミックスして新しいものを生み出す高田氏ならではのデザインと言えるだろう。
クラシカルでありながらモダンな表情を醸し出す「Sirius」の素材はチタンとアセテートで、当コレクションは8つの型があり、各3色を展開。価格は60000円~65000円(税抜き、専用フレームケース付)だ。「MASUNAGA designed by Kenzo Takada」を含む秋冬新作モデルは青山、名古屋、奈良の直営店「MASUNAGA1905」及び、全国の取扱い店舗にて順次発売予定となっている。

Text by Tamotsu Narita