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新型『Eクラス』にメルセデスAMGモデルがついに誕生

メルセデス・ベンツのなかでも、究極のハイパフォーマンスモデルに与えられる称号「メルセデスAMG」。ハイパフォーマンスな動力性能やスポーティーな専用デザインなどが特徴で、AクラスからSクラスまで、ほぼすべてのモデルに設定されている。ただ、2016年7月に日本でのデリバリーが開始された新型『Eクラス』にはこれまで設定がなかったのだが、今回、ついにメルセデスAMGモデルが誕生した。

メルセデスAMGのエントリーモデルながら、圧巻の動力性能を誇る『E43 4マチック』

『メルセデスAMG E43 4MATIC(4マチック)』は、新型『Eクラス』のメルセデスAMGとして発表された最初のモデルだ。メルセデスAMGにはいくつかグレードがあるが、「43」はエントリーグレードにあたる。とはいえ、そこはAMG。その、ハイパフォーマンスなエンジンは、やはりノーマルモデルとは一線を画す。

3L V6直噴ツインターボの高性能エンジンは、アルミニウム合金製のクランクケースとシリンダーヘッドの採用により軽量化。また、シリンダーウォールには、F1マシンでも採用されたスチールカーボン材がコーティングしてある。最高出力は401ps(295kW)、最大トルクは520N・m(53.0kgf・m)を発揮し、0-100km/hの加速は4.6秒。これは、「43シリーズ」のなかでもっともハイパフォーマンスであることを意味している。

このエンジンに組み合わされるのが、AMG用にセッティングされた電子制御9速AT「9G-TRONIC(ナインジー-トロニック)」だ。9速にすることで、ひとつのギアが受け持つ速度域は狭くなり、変速ショックとエンジン回転数が抑えられる。その結果、静粛性と低燃費を高いレベルで実現した。

メルセデスAMGのエントリーモデルながら、圧巻の動力性能を誇る『E43 4マチック』

四輪駆動システム「AMG 4マチック」の搭載によって思い通りのコントロールを実現

心臓部のパワーを路面へと伝えるサスペンションは、「AMG ライド コントロール スポーツサスペンション」。これをベースとして、ネガティブキャンバーの拡大やエアスプリングとダンパーの強化など、スポーツ走行に適したセッティングに専用開発されている。

特にその実力を発揮するのは、ハードなコーナリングやブレーキングだ。瞬時にバネの固さが硬く切り替わるので、俊敏なハンドリングによる理想のライントレースを体感することができるだろう。

圧倒的なパワーをしっかりと路面に伝えるシステムはサスペンション以外にもあるだけではない。車名のの通り、メルセデスAMGが開発した四輪駆動システム「AMG 4マチック」を搭載しているのだ。これは、前後トルク配分が前31:後69というリア寄りのトルク配分にすることで、ハイパワーを四輪へ最適に配分するシステム。発進時はもちろん、高速走行、ハイスピードコーナリング、そしてコーナーの立ち上がり加速などにおいて絶対的な安定性を誇る。

もちろん、ストイックにスポーツドライビングを追求しているだけではない。お馴染みの「AMGダイナミックセレクト」を使えば、センターコンソールにあるスイッチをワンタッチ操作するだけで、快適なクルージングからサーキットでのダイナミックなパフォーマンスまでドライバーが望んだセッティングへと早変わりする。

四輪駆動システム「AMG 4マチック」の搭載によって思い通りのコントロールを実現

ハイグロスブラックで引き締めた外装に、『Eクラス』初の20インチホイールを装備

デザインはベースモデルである新型『Eクラス』をよりスポーティーにしたもの。エクステリアは全体がハイグロスブラックパーツによって引き締められた。フロントグリルには、ダイヤモンドグリルとシングルルーバーの専用デザインが採用され、足元には『Eクラス』としては初となる 20 インチの大径ホイールを備える。

インテリアには、新型『Eクラス』の上質感はそのままに、スポーティーな専用インテリアトリムが採用された。また、ホールド性が良好なスポーツ走行にも適したシートには、手触りも良い高品質ナッパレザーが用いられている。

車両本体価格は1149万円(税込み)。『E250 アバンギャルド スポーツ』の約1.5倍とけっして安くはないが、評価の高い新型『Eクラス』の「究極のハイパフォーマンス」モデルだけに、それだけの価値はあるはずだ。

ハイグロスブラックで引き締めた外装に、『Eクラス』初の20インチホイールを装備

Text by Tsukasa Sasabayashi