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- 40男のメモリーズ -

ヨウジヤマモトが『サイボーグ009』と再びコラボ!

石ノ森章太郎の代表作のひとつであり、2016年が映像化50周年にあたる『サイボーグ009』。何度もテレビアニメシリーズが放映され、劇場版も公開されてきた人気コンテンツだ。ヨウジヤマモトは、2012年に映画『009 RE:CYBORG』公開に合わせてコラボレーションアイテムを展開、大好評で迎えられた経緯があり、今回は新作アニメ『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』第1章〜第3章の劇場公開を記念しての再コラボということになる。カットソーやニットなど、全9アイテムを2万8000円〜10万6000円で展開する(トップ画像のニットは6万480円)。

「石ノ森絵」を大胆かつ繊細にフィーチャー

『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』は、前作から引き続き神山健治が総監督を務めるフル3DCGアニメ映画。完全オリジナルストーリーにより、現代的にリファインされたゼロゼロナンバーサイボーグたちが未知の敵と戦うことになる。デザイナー山本耀司が手掛けるヨウジヤマモトによる今回のコラボは、新作アニメのロゴシルエットをデザインに取りいれたりしつつも、基本的には原点たる石ノ森章太郎の絵の魅力そのものを最大限に活かすスタンスが特徴だ。
1964年に連載を開始した『サイボーグ009』は、数ある石ノ森ヒーローのなかでも屈指の人気を誇る作品。石ノ森章太郎が生涯に渡って断続的に描き続け、晩年には完結編の構想を練りながらもついに未完となったライフワークでもある(後に構想メモなどを元に小説とマンガで完結編が発表されている)。石ノ森の描く絵の魅力は、そのなんとも丸っこい描線でデザインされた、置換不可能なキャラクターの味わいにこそある。島村ジョーをはじめとする9人のサイボーグが抱える「最新兵器として改造されながら、悪の組織から脱出し、世界から争いをなくすために闘う」という哀愁は、特に連載初期の可愛らしいとさえ呼べる絵だからこそ、より際立つ。ヨウジヤマモトが今回のコラボで大胆かつ繊細に扱っているのは、そうした「石ノ森絵」なのだ。

個性的でインパクトあるアイテムが全9種

アイテムは(もちろん?)9種。ビッグシルエットのカットソーや、ストール付きカーディガン、ボーダー袖のニットなど、いずれも個性的で、非常に存在感のあるアイテムが揃っており、先行販売されたヨウジヤマモトオム西武渋谷店では大好評。全国のヨウジヤマモトオムショップにて店頭展開がスタートしている。
カットソー(3万8880円)(C)石森プロ
カットソー(3万8880円)(C)石森プロ
ニット(6万480円)(C)石森プロ
石ノ森作品のコレクターはもちろん、そうでなくとも思わず欲しくなるその強力なインパクト。ぜひ実際にその目で確認してほしい。誰のために? それは「おもちゃのライフル銃がほしい」と流れ星に祈った弟の横で「世界に戦争がなくなりますように」と願った、あの名もなき少女のために、とかで構わないのだ。

Text by Nin Onodera

Photo by (C)石森プロ(main)