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ジョニー・デップを振った女、アンバー・ハードの危険な魅力

毎年恒例の女性ファッション誌『グラマー』主催の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」。2016年11月14日にロサンゼルスで行われたその授賞式のレッドカーペットに、アンバー・ハードが登場した。数カ月にわたるジョニー・デップとの泥沼離婚劇が決着した後とあって、多くのメディアの注目を浴びたが、モテ男のジョニー・デップを夢中にさせたハリウッド随一といわれる美貌はまったく変わらない。男なら抗うことのできないアンバー・ハードの危険な魅力を紹介しよう。

愛車は1968年型マスタング、357マグナムを所持する“テキサス娘”アンバー・ハード

世界一のモテ男といっても過言ではないジョニー・デップを夢中にさせ、略奪されたのに近い形で結婚しながら、たった1年ほどで離婚する“離れ業”をやってのけたアンバー・ハード。すれ違った男性の誰もが振り返るという妖艶な美貌とスタイルを持ちながら、バイセクシャルを自認するミステリアスさをも併せ持つアンバーは、世界中が注目した離婚劇を経ても傷つくことなく、さらなる進化を遂げようとしている。

アンバー・ハードは、1986年にアメリカのテキサス州オースティンで生まれた。テキサス娘のイメージ通りのキャラクターで、趣味は乗馬、愛車は1968年モデルのフォード『マスタング』。この愛車のメンテナンスを自分で行うほどのクルマ好きだという。また、自他ともに認めるガンマニアで、357マグナムを所持しているとも公言する。

それでいて、身長173cmのスレンダーなスタイルに輝くようなブロンドヘア、そしてクールな眼差しのアンバーは、当然のことながら、若いころから目立っていた。まずはモデルを志してニューヨークで活動を開始するが、モデルとしては大成せず、次に女優を目指してロサンゼルスに移り住む。端役から地道に活動を始め、2004年にスクリーンデビュー。その後も数々の作品に出演するが、製作陣もアンバーの規格外の美貌を持て余したのか、彼女の役柄は画面に色を添えるセクシー系ばかりだった。2008年に公開された『インフォーマーズ セックスと偽りの日々』ではヌードシーンも演じているが、アンバー自身は女優としてキャリアを積むためにはむしろ必要と、率先して脱いだといわれている。

アンバーにとって運命の作品となったのが、2011年にアメリカで公開された伝記映画『ラム・ダイアリー』だ。映画化の企画が立ち上がったとき、原作者のハンター・S・トンプソンの大ファンだった彼女は出演を熱望し、「私なら脚本に書かれている以上のスペシャルなものを加えることができる」とプロデューサーに手紙を書くほど入れ込んだ。その結果、一緒にオーディションを受けていたスカーレット・ヨハンソンを抑えて見事にシュノー役を勝ち取ったのだ。
(C)Sipa USA/amanaimages

泥沼離婚で男を下げたジョニー・デップ、女優としての評価を高めたアンバー・ハード

この『ラム・ダイアリー』の主演を務めたのが、ほかでもないジョニー・デップだった。当時のジョニーは、10年以上事実婚を続け、2人の子どもまでもうけていたヴァネッサ・パラディと破局しており、撮影中、アンバーにすっかり夢中になってしまうのである。

しかし、アンバーはこのとき、女性フォトグラファーのターシャ・ヴァン・リーという“彼女”がいたため、一度はジョニーからの交際の申し込を断ったという。これでジョニーに火がつき、彼はあらゆる手段を講じてアンバーに猛アタックを開始。この情熱に負けてアンバーが結婚をOKし、彼女とジョニーは2015年5月にゴールインを果たすのだ。

結婚当時、ジョニーは「アンバーは聡明で努力家で、自立心のある人間」とベタ褒めし、「僕が本気で彼女に惹かれるようになったのは、彼女が僕と同じレベルで読書が好きだし、僕が誰も知らないようなブルースの曲を弾いても、彼女は必ずそれを知っているんだ」と告白している。アンバーの“オヤジキラー”の一面がうかがい知れるエピソードだが、ジョニーはそんなアンバーのためにテネシー州ナッシュビルにある大邸宅を購入。牧場のような広大な敷地は、アンバーが乗馬を愉しむためのものだったという。
(C)PA Photos/amanaimages
しかし、結局のところ、アンバーとジョニーの結婚生活はわずか1年ほどで破局を迎える。離婚の原因は、ジョニーによるドメスティック・バイオレンス、あるいはアンバーの浮気ともいわれ、メディアを通じてお互いの誹謗中傷を繰り広げる騒動となった。

そして、2016年8月、ついに離婚が成立。アンバーは和解金として700万ドル(約7億円)を手にしたが、これを350万ドルずつ、ドメスティック・バイオレンス撲滅を推進する非営利団体と、以前からボランティア活動で携わっていた団体に丸ごと寄付してしまった。

この泥沼離婚劇でジョニー・デップはすっかりイメージが悪くなり、その後の主演作も軒並み失敗しているが、金も地位も名誉も捨てて自由を得たアンバーは、むしろ女優として、オンナとして、評価を高めた感もある。

最近のアンバーは、世界一の起業家といわれ、もっとも先進的な自動車メーカー、テスラモーターズ会長兼CEOを務めるイーロン・マスクとの交際も噂されているが、この先、稀代のじゃじゃ馬女優を乗りこなせる男性が現れるかどうかも気になるところだろう。まだ30歳のアンバー・ハードは、妖艶かつ危険な魅力にさらに磨きかけて、そのスケールをアップさせ続けている。

Text by Kiyoshiro Somari

Photo by (C)Pacific Coast News/amanaimages(main)