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40台限定の最強ホットハッチ『DS 3パフォーマンス』

ルノー『ルーテシアRS』やプジョー『208GTi』が顔を揃えるフレンチ・ホットハッチに、また1台、魅力的なモデルが加わった。2016年秋に日本上陸を果たした『DS 3パフォーマンス』は、DS3の持ち味であるアヴァンギャルドなスタイリングやプレミアムな質感はそのままに、DSブランドのレーシング部門である「DSパフォーマンス」が監修を行ったハイパフォーマンスモデルだ。日本への割り当てがわずか40台という希少性も、クルマ好きの心を擽る。

DSのレーシング部門が監修して鍛えた本気のホットハッチ『DS 3パフォーマンス』

DS 3には、これまでも「Sport Chic(スポーツシック)」というスポーティな仕様がカタログモデルとして販売されていた。121kW(165ps)の1.6L 4気筒ターボエンジンを6速MTで走らせるスポーツシックは、十分にスポーティであり、プレミアムなコンパクトハッチであるDS 3のキャラクターにも合っていたが、ホットハッチというほど尖った走りをするわけではなく、あくまでもスポーティグレードという位置づけだった。

しかし、それでは満足できないオーナーも少なくなかったのだろう。DSがシトロエンブランドから独立した際、「シトロエン・レーシング」から派生する形で設立されたDSのレーシング部門「DSパフォーマンス」が監修を行い、“本気のホットハッチ”へと鍛え上げたのが『DS 3パフォーマンス』である。

成り立ちは、DSが独立ブランドとなる前に限定発売されたシトロエン『DS 3レーシング』と同じだが、よりパフォーマンスはアップされ、スタイリングもDSブランドにふさわしいテイストが与えられた。

208psを発生するDS 3史上最強のエンジンに、専用デザインのバケットシートを装備

「パフォーマンス」という名がつく以上は、まずその走行性能について触れるべきだろう。1.6L 4気筒ターボというエンジン形式こそ通常モデルと同じだが、パワーとトルクは153kW(208ps)/6000rpm、300Nm(30.6kg-m)/3000rpmまで高められ、「DS3史上最強」を謳う。6速MTはギア比が見直され、新たにトルセンLSDが組み込まれた。

タイヤは、スポーツシックの「205/45 R17」から「205/40 ZR18」へとサイズアップ。トレッドはフロントで50mm、リヤが40mm拡大され、より高いコーナリング性能を手に入れた。スポーツシックがどこか重厚な乗り味を感じさせるのに対し、DS 3パフォーマンスはホットハッチらしい軽快な走りを見せてくれる。

このスポーティな走りを支えるため、シートは専用デザインのバケットタイプに変更。ステアリングやドアトリムに配されるカーボン調のアクセントも、雰囲気を盛り上げてくれる。

マットブラック×ゴールドの特別仕様『DS 3パフォーマンス ブラックスペシャル』

バリエーションは、「ブランバンキーズ(白)」または「ルージュアデン(赤)」のボディカラーが設定される『DS 3 Performance(パフォーマンス)』と、マットブラックが精悍な「DS 3 Performance Black Special(パフォーマンス ブラックスペシャル)」の2つ。

ブラックスペシャルは、ルーフやインテリアパネルがゴールドとなるほか、クロームのエクステリアパーツがマットブラックやカーボン調に置き換わる。幾何学模様のグラフィックがサイドを彩るのも、ブラックエディションだけの特別仕様だ(日本仕様は右ハンドル)。
日本に上陸する限定40台の内訳は、ブランバンキーズが20台、ルージュアデンが10台、そしてブラックエディションが10台だ。さりげなくハイパフォーマンスを主張するDS 3パフォーマンスと、特別なクルマであることを隠さないDS 3パフォーマンス ブラックスペシャル。どちらを選ぶにせよ、台数はごくわずかしかない。気になる人は、いますぐディーラーに足を運ぶべきだろう。

Text by Muneyoshi Kitani