pc_40男が知っておきたい「遠近両用メガネ」の選び方
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40男が知っておきたい「遠近両用メガネ」の選び方

40代ともなれば、気になってくるのが老眼だろう。スマホの画面や小さい文字の書類が見えづらくなったら老眼鏡の購入を考える必要が出てくる。その際、困るのがすでに近視用のメガネをかけている場合だ。便利な「遠近両用メガネ」もあるが、選び方や使い方が近視用とは違うため、初めて使う人は失敗することも多いという。遠近両用メガネの正しい選び方や、使用上の注意点などを専門家に聞いた。

■今回のアドバイザー
梶田眼科 院長 
梶田雅義

1983年福島県立医科大学医学部卒業後、2003年眼科医院開業。「目の調節機能(ピント合わせ)の適切な補助は自律神経を安定させる」という独自の考えから、遠近両用レンズを使用した治療を行なう。わかりやすい解説に定評がありメディアにも多数出演。著者の『人生が変わるメガネ選び』(幻冬舎)が好評。

「遠近両用メガネ」は目に負担がかからない高性能メガネ

梶田さん「昔の遠近両用メガネは、1つの度数しかない単焦点レンズを2つ組み合わせていたため、境目ができてしまう一目で老眼用と分かるメガネでした。現在は1枚のレンズ内で徐々に度数が変わる高性能な“累進屈折力レンズ”を使用するのが主流です。近視用と見た目は変わりませんし、遠近から中間距離にも焦点が合うため、目の負担も軽くなります。遠近両用メガネは老眼用として便利なだけでなく、快適性という面でも優れたメガネなのです」

初めてでも失敗しない「遠近両用メガネ」の作り方

梶田さん「遠近両用メガネのレンズ選びで失敗しないためには、遠近の度数差を表した“加入度数 ”に注意してください。この数値が高くなると視界のユレや歪みが大きくなるため、視線の使い方に慣れていないと頭がクラクラして気分が悪くなります。初めて使用する方は加入度数を“1.50以下”にしてください。

適正値がそれ以上の人は、まず、遠視側の度数を落して加入度数を下げたものを使用してください。半年ほどで使い慣れますので、そのタイミングで作り直しましょう。

フレーム選びも注意が必要です。累進帯長(レンズで遠くを見るポイントと近くを見るポイントの距離)が狭くなることでもユレや歪みが大きくなるため、細長いフレームは初心者には不向き。縦幅が30ミリ以上のフレームを使用してください」

最適な「遠近両用メガネ」を使用するために1年に1回は眼科で検診

梶田さん「老眼の初期症状が表れるのは40歳前後で、45〜60歳の15年間で一気に進行します。年をとればとるほど加入度数が高いものが必要になるため、45歳までには遠近両用メガネにしましょう。

また、60歳までに最低でも3回は度数の変更が必要です。目の健康を保つためだけでなく、最適な遠近両用メガネを使用するためにも、1年に1回は眼科で検診をするようにしてください」

最後にアドバイザーからひと言

「自分で遠近両用メガネを作る際に失敗しないコツは、よく見えるレンズではなく、楽に見えるレンズを選ぶことです!」

Text by Katsuya Hokonoki(Seidansha)