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ちょい悪のBMW『4シリーズグランクーペ』限定モデル

2016年は、BMW創立100周年のメモリアルイヤーだ。それを記念して、現在までに『3シリーズ』や『7シリーズ』、『i3』や『i8』など、10種類のプレミアムエディションを展開してきたが、この記念モデルシリーズはまだまだ続く。2016年11月5日には、第11弾となる『420i グランクーペ Celebration Edition IN STYLE(セレブレーションエディション インスタイル)」が200台限定で発表された。

大人の男のわがままに応える贅沢な4ドアクーペ、BMW『4シリーズ グランクーペ』

『4シリーズ グランクーペ』は、3シリーズのクーペモデルである4シリーズをベースとし、2014年6月に新たに設定されたニューモデルだ。4シリーズが持つ運動性能やスポーティかつスタイリッシュなデザインはそのままに、ボディを4ドア化。美しいクーペでありながらサルーンとしても使える実用性が与えられた贅沢なクルマである(下の写真)。

「高級でスポーティ」「家族を乗せられる機能性」「しかし、大きすぎないクルマ」…。こんなわがままなオーダーに見事に応えたモデルともいえるだろう。機能性とスタイリングは相反する部分もあるが、そこは長きにわたってスポーティセダンを作り続けてきたBMWだけに、4ドア化しても違和感はない。スポーティとラグジュアリーの調和が図られ、どこかビジネスライクな部分もある3シリーズとはまた違うスタイリングを実現している。
今回の限定モデル『インスタイル』は、「スタンダード」「ラグジュアリー」「Mスポーツ」の3つある420iグランクーペのうち、スポーティな内外装と足回りを持つ「Mスポーツ」をベースに、100周年に相応しいプレミアムな装備が施された。

Mスポーツの持つスポーティさをあえて抑えた落ち着いた内外装の『インスタイル』

ボディカラーは、BMWの定番カラーの「アルピン・ホワイト」「カーボンブラック」の2色が用意される。どちらにも19インチのバイ・カラーホイールを特別装備し、ウインドー・モールディングとフロントフェンダーのエアブリーザーに専用サテン・アルミ仕上げを施し、目を惹くサイドビューを演出。特に、カーボンブラックはブラックとシルバーのコントラストが美しく、Mスポーツベースでありながらラグジュアリーな雰囲気を漂わせる。
上質感のある洗練されたインテリアは、Mスポーツならではの強い主張を良い意味で抑えたものだ。ダコタレザー・シートにはブルースティッチが編み込まれ、アッシュ・グレイン・インテリア・トリムが落ち着きを演出。ペダル類には、BMW M Performanceステンレス・スチール・ペダル・セット&フットレストを装備し、さりげなくスポーティさをアピールしている。

これらがワンポイントであしらわれたブラックな室内は、大人のプライベート空間と呼ぶにふさわしい。助手席に女性を乗せるようなシチュエーションも、このクルマなら絵になる。

余裕のクルージングを約束する走行性能と万全な安全装備を持つ642万円の限定モデル

もちろん、BMWの最大の魅力であるドライビングの愉しみと高い安全性も備えている。エンジンは2L 4気筒ターボエンジンを採用。最高出力135kW(184ps)、最大トルク270Nm(27.5kgm)を発揮する心臓部と8速ATの組み合わせが、どの速度域からもスムーズかつレスポンスの良い加速を生み出し、余裕のクルージングを約束する。

また、安全性能では、ベースとなる4シリーズグランクーペ同様に、歩行者検知機能付き「衝突回避・被害軽減ブレーキ」や、前走車に合わせて自動で速度制御を行う「アクティブ・クルーズ・コントロール」、万が一の際に自動でSOSコールセンターに接続する「BMW SOSコール」などの機能を装備。さらに、インスタイルには、速度やナビの案内などが目の前に表示される「ヘッドアップ・ディスプレイ」と、夜間や悪天候時に優れた視界を確保する「アダプティブLEDヘッドライト」が標準装備され、安全・快適性も万全だ。

走りと都会で映えるスタイルを併せ持つ4シリーズ グランクーペに、さらに大人の落ち着きと余裕、“ちょい悪”の雰囲気を加味した限定モデルのインスタイル。これほどナイトクルージング向きのモデルも少ないかもしれない。価格は642万円。大人の男の選択肢にぜひ加えてほしいモデルだ。

Text by Tetsuya Abe