Red tie, cufflinks and a tie clip lie on the denim jacket, a top view
- 恋に効く心理学テクニック -

「恋を燃え上がらせるには“赤”が効く」実証された!?

恋の炎…なんて表現があるように、恋心とは時に、真っ赤な炎のように燃え上がるもの。そんな比喩になぞらえてか、昔から「赤」には人の精神を高揚させる心理効果があるとされている。もしもそれが本当なら、密かに恋心を抱く相手と会う際にはいつでも赤い色のファッションに身を包めば、恋愛成就の可能性が高まることになる。よし、これから合コンの時は必ず赤い服を着ていこう。…でも、それってホント? 心理学者の内藤先生に伺った。

■今回の講師 内藤誼人

心理学者、立正大学特任講師。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。アンギルド代表。近著に『なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?』(廣済堂出版)、『手にとるように社会心理学がわかる本』(かんき出版)、『A or B?』(ダイヤモンド社)など。

恋には“赤”が効く=ロマンチックレッド効果

内藤さん「これについては興味深い心理学実験データが存在します。男性は赤い服をまとった女性をより魅力的に感じ、女性は赤い服をまとった男性にステイタスを感じるという、それぞれ心理的な効果が認められているんです。

これは米ロチェスター大学のアンドリュー・エリオット教授が行った有名な実験のひとつで、同一人物のシャツの色を赤や青など次々に変え、それぞれの印象を異性にヒアリングするというもの。その結果判明した赤色が持つ効果を、心理学の世界では『ロマンチックレッド効果』と呼んでいます」

興味深いのは、男にとっての「赤」は、性的興奮や異性としての魅力をアップさせる心理作用がある点。前出のエリオット教授によれば、これは霊長類のオス全般的に見られる作用だそうで、極めて本能的なもの。つまり、モテたい女性は赤いファッションを意識すべき!?

逆に女にとっての「赤」は、富や権力を意識させる作用が強いという。重要人物を迎える際のレッドカーペットなどは、そうした心理を利用した演出の最たる例といえるのかもしれない。

ロマンチックレッド効果にはこんな活用法もある!?

また、内藤先生から次のような「赤」の活用法も。

内藤さん「男性にとっての赤は心身を活性化する効果がありますから、これは日常にも応用可能ですよね。たとえば大切なプレゼンがある日には、意識的に赤色をファッションに取り入れてやる気を奮い立たせるとか。僕も仕事部屋には赤いポインセチアを置いていて、気持ちがダレてしまった時などはぼんやり眺めて、気分転換をしているんですよ」

赤は恋愛にも仕事にも生かせる、素晴らしい色なのだ。

Text by Satoru Tomokiyo