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メルセデスのコンパクトSUV『GLC』にAMGモデル登場

「CクラスのSUV」に位置づけられるメルセデス・ベンツ『GLC』に、よりパワフルなAMGモデルの『メルセデスAMG GLC43 4マチック』が加わった。これまでGLCには2.0L 4気筒ガソリンターボの『GLC250』しか存在していなかったから、待望のAMGモデルである。もともと多機能なSUVだったが、あらゆるシーンを駆け抜けるパフォーマンスがプラスされたことで、オールラウンダーとしての性能をより高めたモデルとなった。

クラス初の高性能AMGモデルとして登場した『メルセデスAMG GLC43 4マチック』

ひと昔前まで、メルセデス・ベンツのSUVには硬派な『Gクラス』と北米をメインターゲットにした『MLクラス』くらいしかなかったが、現在は『GLA』『GLC』『GLE』『GLS』と、各クラスにSUVがラインナップされている。このうち、もっとも新しいのが、CクラスのSUVとしての役割を担うGLCだ。

メルセデスのSUVラインではコンパクトモデルに位置づけられるGLCだが、ボディサイズは全長4660mm×全幅1890mm×全高1645mmと、堂々たるサイズを持つ。とはいえ、GLEに比べるとやはりコンパクトで、前身モデルの『GLK』には設定されなかった右ハンドルモデルが導入されたことで、着実にユーザーを増やしている。都内では、GLCを見かけない日がないほどだ。

問題はラインナップされるパワートレインが一種類しかなかったこと。現在、メルセデスの主力モデルには、必ずAMGモデルがラインナップされているので、GLCにAMGモデルの登場を期待していた人も多いだろう。

メルセデス・ベンツは今回、『メルセデスAMG GLC43 4マチック』とともに、プラグインハイブリッドの『GLC 350e 4マチック スポーツ』も追加。パワートレインの選択肢が一気に増えた形だ。

並のスポーツカーでは太刀打ちできない『AMG GLC43 4マチック』のパフォーマンス

メルセデスAMG GLC43 4マチックに搭載されるのは、3.0L V6ツインターボ ガソリンエンジンだ。

最高出力は211kW(367ps)/5500~6000rpm、最大トルクは520Nm(53.0kgm)/ 2000~4200。これに9速AT「9Gトロニック」とフルタイム4WDシステム「AMG 4マチック」が組み合わされ、0-100km/h=4.9秒という、並みのスポーツカーでは太刀打ちできないパフォーマンスを発揮する。

意のままに操る楽しさと高い安全性を両立させるのは、エアスプリングを用いた「AMGスポーツサスペンション」、そして強化されたブレーキシステムだ。街中では静かに、ワインディングでは快音をと、シーンに応じて2種類のエグゾーストサウンドを奏でてくれる「AMGエグゾーストシステム」が、街乗りユーザーには嬉しい。

もちろん、広大なラゲッジスペースやメルセデスらしい先進安全装備は、GLCの各モデルに準じる。

価格は863万円と意外にリーズナブル、『GLC』を購入するならAMGモデルの一択!?

内外装は、他のメルセデスAMGと同じ流儀で仕上げられている。メルセデスAMG GLC43 4マチックのホイールは、ツインカラーの21インチ。SUVらしくステンレス製のランニングボードが装備される。

ルーフライニングまでブラックで引き締められたインテリアは、合皮の「レザーARTICO」、合皮とスエード調ファブリックのコンビネーション「レザーDINAMICA」が標準だが、レザーエクスクルーシブパッケージにより本革を選択することも可能。このパッケージを装着すると、パノラミックスライディングルーフ、ブルメスター社のサラウンドサウンドシステムも装備される。
ベーシックなGLC250、プラグインハイブリッドのGLC350e 4マチックスポーツ、そしてメルセデスAMG GLC43 4マチック。3タイプとなったGLCはどれを選んでも後悔することはないだろうが、使い勝手や走破性の高さに加え、スポーツカー並のパフォーマンスまで兼ね備えることを考えると、メルセデスAMG GLC43 4マチックがより魅力的に映る。しかも、価格は863万円と、意外なほどリーズナブルなのだ。

Text by Muneyoshi Kitani