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大人の男性こそ注意! 「沈黙の臓器」腎臓ケアの基本

「沈黙の臓器」と聞くと肝臓をイメージする人が多いだろうが、あわせて注意すべきなのが腎臓。一度悪くしてしまうと元の状態に戻すことが難しいため、特に40代以上の男性は今のうちに生活習慣を変えるなど日頃のケアをする必要が出てくるという。腎臓の働きを維持するためのポイントについて専門家に詳しく聞いた。

■今回のアドバイザー
五本木クリニック院長
桑満おさむさん 

「地元密着型」というコンセプトで1997年目黒区に、五本木クリニックを開院。泌尿器科を専門とする一方で、患者さん一人一人のお肌のホームドクターとなるべく、美容皮膚科・美容外科も併設。また、巷の美容法や健康法に対して、素朴な疑問から医学的な観点まで様々な視点でバッサリ斬る「院長ブログ」も人気。

肝臓と同様に「沈黙の臓器」と呼ばれる腎臓。不調による影響とは?

まず、桑満さんに腎臓の役割と40代男性に起こりやすい不調について聞いた。

桑満さん「腎臓の主な働きは、血液濾過して老廃物を尿として排出したり、体内の水分や塩分を調節して血圧をコントロールしたりすること。その腎臓に不調をきたすと、水分の調節がうまくいかなくなり、むくみや下半身太り、血尿などの症状が表れてしまいます。

肝臓と同様に『沈黙の臓器』と言われており、不調にも気がつきにくい部位ですが、年齢を重ねた人ほど、普段の暴飲暴食や不摂生がたたり負担がかかっている可能性があります。腎臓は一度機能がおちると、元の状態には回復できないので、40代以降はボディメイクに気を使うのと同様に腎臓のケアもしてほしいと思います」

秋冬の塩分のとり過ぎに要注意! 腎臓のケアは食生活の改善から

気付かぬうちに不調になっていることも多いという腎臓。注意すべきポイントはどこにあるのだろう?

桑満さん「腎臓を疲労させる要因のひとつに挙げられるのは“高血圧”。高血圧を引き起こす原因のひとつが“塩分”のとり過ぎです。冬場は、夏・秋につけた漬物や魚の塩漬けが美味しく食べられる季節ですが、食べ過ぎは塩分の過剰摂取につながるので注意しましょう。

また、腎臓をいたわるならフルーツを摂るのもおすすめ。果物に含まれるカリウムは、血中のナトリウム体外に排出することで血液量を減らし、血圧を下げる働きがあります。秋は果物が美味しい季節ですから、甘い菓子類の代わりに果物を食べてみてはいかがでしょうか。

その他、ジム通いをする意識の高い40代男性に注意していただきたいのが、プロテインの過剰摂取。プロテインに含まれるタンパク質が腎臓に負担をかけてしまう恐れがあります。プロテインを摂った後は、十分に水分をとってウォッシュアウトしましょう」

高血圧・高血糖・尿蛋白に注意 健康診断はちゃんと受けよう

最後に、腎臓を日頃からケアするための注意事項を聞いた。

桑満さん「日頃から生活習慣病に気を使い成人病を予防することが、腎臓を守ることにつながります。また、40歳を過ぎると、会社の健康診断などで血糖値や血圧、尿蛋白の数値に引っかかりやすくなります。ところが、診断結果で『要精査』と出ても、再検査を受けない人が非常に多いのです。たとえ自覚症状がなくても、数値に予兆が表れているのであれば、一度病院で診てもらいましょう」

最後にアドバイザーからひと言

「不調の際に自覚症状の少ない腎臓ですが、肝臓とともに老廃物を排出する重要な役割があるので、大切にしましょう」

Text by Mai Matsubara (Seidansha)