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ボルボの旗艦『V90』にクロスカントリーモデルが登場

ジュネーブモーターショー2016でお披露目された新型『V90』は、約20年ぶりに復活した1台だ。しかし、大人のカーガイといえども、先代のことは記憶に薄いかもしれない。なぜなら、先代の『V90』は、1997年〜98年という短期間しか販売されなかったからだ。しかし、ボルボのフラッグシップであったことは間違いない最上級の1台だった。そして、復活した新型『V90』も、現在のボルボが持ちうるノウハウと技術を詰め込んだ車である。その『V90』のライナップに『クロスカントリー』が追加された。

歴代ボルボ『クロスカントリー』の特徴を反映した『V90クロスカントリー』の外観

『クロスカントリー』の歴史は、意外と新しい。1997年に発売された『V70』をベースにした『V70 クロスカントリー』が原点だ。そこから、クロスカントリーは、ボルボのライナップに欠かせないカテゴリとなっている。

『クロスカントリー』の特徴は、高い車高に、フェンダーエクステンションやアンダーガードなどの専用装備にある。これは、オフロード走行を念頭に置いたもの。パリモーターショー2016で発表された『V90クロスカントリー』も、『V90』をベースに、歴代の『クロスカントリー』の特徴を徴収したフォルムだ。最低地上高は『V90』と比較して220mmまで拡大。トレッドは、フロントが40mm、リアが20mm、また、タイヤの直径も42mmほど拡大された。

これらのサイズアップに加えて、スウェーデンの酷寒地帯やアメリカのアリゾナ砂漠地帯などで開発テストを行うことで、オフロードの走行性能も高めている。さらに、あらゆる路面に対応すべく、複数のドライビング・モードを選べるシステムも装備された。

パワートレインは『V90』と同じ!? スカンジナビアンラグジュアリーを表現した内装

日本での発売は未定で、詳細なスペックはまだ公開されていないが、外観がベース車両『V90』と酷似していることもあり、スペックにも大きな変更がないと予想される。

そうすると、パワートレインは、2.0L 4気筒直噴ターボエンジンの搭載が有力だ。最上級モデルには、『V90』と同じく、2.0L 4気筒スーパーチャージャー直噴ターボエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデルがお目見えするかもしれない。
公開された写真から見てとれる内装は、『XC90』のような、クリーンでモダンなスカンジナビアンラグジュアリーを表現している。もしも『XC90』と同じコンセプトならば、ナビゲーションや空調、メディアなどの操作は、直感的に行えるように、縦型のタッチスクリーン式センターディスプレイが採用されるだろう。

『V90クロスカントリー』は、『V90』『XC90』と同じく、プラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」を採用している。ワゴンセグメントにおいて、伝統的かつ強固な地位を占めているボルボだが、さらに高みに引き上げる1台になりそうだ。

Text by Tsukasa Sasabayashi