おとなの週末_10月号 今宵は"コの字酒場"で酔う
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今宵は”コの字酒場”で酔う 溢れる人情がごちそうなのだ

飲んべえなら行かずにはいられないコの字酒場。安くて旨くて居心地が良くて、おまけに店主も客もいい。そんな隠れた名店の老舗から注目の最新店まで、知れば知るほどハマるコの字ワールドへとご案内します!

撮影/西㟢進也(豚太郎)、瀧澤晃一(十番、アカベコ、うえ山)、大鶴剛志(我楽路)、大西尚明
取材/肥田木奈々

故郷に帰ったようなほっこり酒場で一献
豚太郎 (武蔵小山)

住宅街にポツンと灯る看板の一軒家。一見なら入るのを少しためらうかもしれない。思い切って中を覗けば、迎えてくれるのは着物に割烹着姿の女将さん。優しい笑みと物腰はどこか懐かしく、こう言っちゃ失礼かもしれないがとてもかわいい。それだけでもうこの店の虜になるはずだ。

昭和38年に母親が始めた店を20代後半で継いで数十年。買い出しから仕込み、接客まで毎日ひとりでこなす忙しさで、「休んだのはお産の時だけよ」と笑う。無論、店の魅力が女将だけじゃないことは、ズラリと並ぶおばんざいを見れば一目瞭然だろう。煮付けに焼き物、魚はその場でお造りにもしてくれる。これがしみじみ旨い。
日替わりのおばんざいは常時約10種類。この日は「アジのしそ巻き揚げ」や「金目鯛の煮付け」など。食材の仕入れによって1皿500円ぐらいから。
朝獲れのアジを刺身に。値段は仕入れで変わる。奥はやわらかい牛スジと大根の煮物。奥深い味わいだ。/牛すじ大根 700円、アジの刺身 1000円

店舗情報

豚太郎(とんたろう)

料理は自己流「旨いね」のひと言が嬉しいんです。

[酒]
ビール:生小550円~
焼 酎:グラス400円~、ボトルなし
ワイン:なし
日本酒:徳利400円~

[その他のメニュー]
もつやき1本130円、煮込み400円、もろきゅう300円、しらすおろし350円、まぐろぶつ650円など

住 所 :東京都目黒区目黒本町3-7-16
電 話 :03-3715-5901
営業時間:19時半~24時
定休日 :第3日
席   :カウンター16席、小上がり座敷12席、計28席
禁煙席なし/予約可/カード不可/サなし 
アクセス:東急目黒線ほか武蔵小山駅西口から徒歩6分

神楽坂に誕生した日本酒バーの新鋭
SAKE BAR オトナリ (神楽坂)

日本酒バーは数あれど、生ハムとのペアリングを提案する店は稀有な存在。しかも空間がモダンなコの字ときたら注目せずにはいられない。酒はあまり出回らない銘柄など約40種をラインナップ。それら繊細な味に合わせる生ハムは、塩味が主張し過ぎないよう超極薄にスライスして提供する。例えばメロンの風味がする高知の「酒しゃれゑもん落衛門」と味わえば、まさに生ハムメロン風だ。定番の生牡蠣のほか、隣接する和食店『なきざかな』から出前できる肴もおすすめ。
イタリア産生ハムを1㎜にも満たない極薄にスライス。とろける口当たり。/生ハム三種盛り合わせ 1000円
生牡蠣は宮崎県産。「青唐タタキ」は隣店『なきざかな』のつまみ(取材時)/本日の鮮魚の青唐タタキ 700円、生牡蠣 750円

店舗情報

SAKE BAR オトナリ

日本酒と生ハムの新感覚の出合いを体験してください。

[酒]
ビール:瓶600円
焼 酎:グラス600、ボトル4000円~
ワイン:なし
日本酒:(90ml)500円~

[その他のメニュー]
チーズトースト(1ケ)300円、ポテなら500円、クリームチーズの醤油漬け500円、最上鴨のカレーライス650円など

住 所 :東京都新宿区神楽坂5-35おおとりビル地下1階
電 話 :080-7954-5357 
営業時間:17時~24時(23時半LO)、土・日・祝15時~23時(22時半LO)
定休日 :火 
席   :カウンター12席、計12席
全席禁煙/予約可/カード可/サなし
アクセス:JR線ほか飯田橋駅西口から徒歩5分