家計の実態をチェックする方法
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家計の実態をチェックする方法

資産運用を始める前に、ぜひ知っておきたいのが家計の実態だ。もし今、収入が途絶えたら、我が家の家計はどうなるのか。そのヒントとなるのが「貸借対照表」から導き出せる“純資産”だ。今回は、「経済とお金の教養が身につくマネースクール」学長の泉正人先生に「貸借対照表」の作り方を聞いてみよう!

■今回のアドバイザー
 ファイナンシャルアカデミー代表
 泉正人さん

ファイナンシャルアカデミー代表、金融学習協会理事長。受講生30万人を超える独立系ファイナンシャル教育機関として、経済、会計、財務、経済新聞の読み方、マネープランなどから、株式投資、不動産投資などまで、幅広い「経済とお金の教養が身につくマネースクール」を運営する。主な著書に『お金の大事な話』(WAVE出版)、『お金の教養』(大和書房)などがある。

公式サイト:ファイナンシャルアカデミー
http://www.f-academy.jp/

「貸借対照表」でわかる自分の“純資産”

泉さん「家計の財務状況を詳しく把握したいときは、『貸借対照表(バランスシート)』を作成しましょう。これは、自分が持っている資産、抱えている借金(負債)など、自分の財務状況をすべて明らかにする表のこと。

もともとは企業が株主などに財務状況を開示するものとしておなじみですが、家計にも応用できます。まずは、概念を押さえていきましょう」

●資産……預金、投資商品、保険、自宅、車など、持っている資産の総額(時価)
●負債……住宅ローンや自動車ローンなど、一般的に借金の額
●純資産……資産から借金を引いた、本来持っている純資産額

40代が持っておくべき純資産の金額は?

泉さん「考え方としては、まず、資産であるマイホームや車を売却して換金します。そして、負債であるローンもすべて返済した時に、手元に残ったお金が“純資産”です。この数字は大きければ大きいほど、家計が安定しているといえます」

目安となる純資産の目標額は次の通りだ。
・20代=年収と同じくらいの純資産
・30代=年収の2倍
・40代=年収の3倍
・50代以上=年収の5倍

これらはあくまで目安だが、純資産がマイナスになっている場合は要注意だ。

純資産がマイナスになった人は早急に改善を!

泉さん「純資産がマイナスということは、いわゆる債務超過の状態で、収入が途絶えたときに家計が破たんすることを意味しています。まずは家計簿を見て、毎月の生活が身の丈以上になっていないかといった収支のバランスを見直しましょう。ほかにも、次のような対策が有効です」

●資産を増やす
毎月きちんと貯蓄をするか、運用などで資産を増やすこと。持っている不動産の価値が上がれば、借金額は同じでも資産価値は上がる場合もある。

●借金を減らす
住宅ローンなどの借金をなるべく早く返済すること。とはいえ、現金で返済することで資産も減ってしまい、すぐには改善されないケースが多い。

年1回は純資産の状況をチェック!

泉さん「いずれにせよ、純資産がマイナスの場合はプラスになることを目標に、節約しながら改善に取り組んでいきましょう。そのためにも、毎月である必要はありませんが、最低でも年に1回、可能であれば3カ月に1回、貸借対照表を作成して、純資産の状況を確認してみるのがオススメです。

長期的なスパンで将来に不安のない豊かな状態をつくりあげるために、家計簿と貸借対照表の両輪で家計をどんどん改善していきましょう」

最後にアドバイザーからひと言

「貸借対照表で純資産額を把握。40代は年収の3倍の純資産額を目標にして」

Text by Ayaha Yaguchi