男も気になる「ほうれい線」。改善グッズは効果があるの?
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男も気になる「ほうれい線」。改善グッズは効果があるの?

男女問わず、他人の年齢を判別するときに、まず目に入るのが肌感やほうれい線。特に、「なければ見た目年齢が10歳は若変わる」といわれる“ほうれい線”は、加齢の象徴でもあるだけに、40代男性には悩みの種だろう。そこで気になるのが、ドラッグストアやネット通販で人気の高い「ほうれい線改善グッズ」だが、実際のところどれくらいの効果が期待できるのだろうか? 美容の専門医に聞いた。

■今回のアドバイザー 
五本木クリニック院長
桑満おさむさん

「地元密着型」というコンセプトで1997年目黒区に、五本木クリニックを開院。泌尿器科を専門とする一方で、患者さん一人一人のお肌のホームドクターとなるべく、美容皮膚科・美容外科も併設。また、巷の美容法や健康法に対して、素朴な疑問から医学的な観点まで様々な視点でバッサリ斬る「院長ブログ」も人気。

専門家でも難しいほうれい線の改善。市販グッズに効果を期待するのは難しい?

桑満さん「ほうれい線は、たるんだ頬の筋肉・皮膚が、さらに重力の影響で下に垂れ下がることによって生じます。加齢はもちろん、紫外線やストレス、ビタミンC不足、喫煙など、さまざまな要因によって目立ってきます。私たちのような専門家からしても、患者さんのほうれい線をなくすのはなかなか難しいのが正直なところです。

自宅で簡単にできるという触れ込みで、『ほうれい線改善』をうたった様々なグッズが出ていますが、医師である私個人の意見としては、短期間で劇的な効果を期待できるものは少ないと思います。

例えば、昔からよく見かける、顔をマッサージするローラータイプの美容器具は、少なくともほうれい線の改善は期待できないでしょう。リフトアップや顔にハリを付けたい場合、むしろマッサージは逆効果になるのです。

また、最近流行しているターバンのような布を頭に巻いたり、特殊な形状の器具を使ったりして顔を引き上げるタイプのグッズも、ほうれい線の改善にはあまりオススメできません。確かに引き上げることで皮膚は伸びますが、それはあくまでも一時的なもの。無理に伸ばした皮膚は、後で必ずたるみます。この手のグッズは長期的に使用した場合、恒常的なたるみの原因となる可能性も否定できません」

表情筋のトレーニンググッズならある程度の改善効果が。とはいえ専門医に相談するのがベター

桑満さん「現在販売されているグッズで、比較的効果が期待できると考えられるのは、表情筋のトレーニング器具でしょう。表情筋を鍛えることで頬のたるみが改善されるという理論は、理にかなっています。ただし、この手のグッズは継続的に使って表情筋を鍛える必要があるのが大変なところ。やる気と根気がある人でなければ、成果を出すのが難しいと思います。ちなみに、私も試してみましたが1週間程度で挫折してしまいました。

人間の顔の見た目はどこか1ミリでも変化するだけで、大変に違って見えるものです。なので、こうしたグッズのユーザーは1ミリでもほうれい線が上がれば、すごく効果があったと感じてしまうはず。とはいえ専門家の立場でいえば、あくまでも自己満足の域を出ません。もちろん、まったく効果がないというわけではないし、ほうれい線以外での効果が期待できる場合もあるので、使ってはいけないとまではいいませんが、本格的にほうれい線の改善に取り組みたいのであれば、やはり専門医の指導を受けるのがベターではないでしょうか」

最後にアドバイザーからひと言

「こうしたグッズを使う際は、正しい使用法、メーカーが推奨している使用時間を守ること。やりすぎは、のちのち、かえってマイナスな結果を招く可能性も否定できないので注意してください」

Text by Naoya Aoyagi(Seidansha)