スポーティな装いのVWゴルフのミニバン「Rライン」
- スーパーカーブランド【フォルクスワーゲン】 -

スポーティな装いのVWゴルフのミニバン「Rライン」

11年ぶりとなるフルモデルチェンジを果たしたフォルクスワーゲンの7人乗りコンパクトMPV(マルチパーパスビークル)「ゴルフ・トゥーラン」に、スポーティな内外装を持つ「TSI Rライン」が追加された。開発を手がけたのはレーシング部門である「フォルクスワーゲンR GmbH」社。スポーティさを纏ったフォルクスワーゲンの最新モデルが国内ミニバン市場に乗り込む。

フォルクスワーゲンの命運をかけた最新モデル

ゴルフ・トゥーランは、2015年に排ガス不正問題に揺れたフォルクスワーゲンの「復活への狼煙」である。2016年1月に11年ぶりとなるフルモデルチェンジを行った際の発表会で、フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンのスヴェン・シュタイン代表取締役が「信頼回復」という言葉を強調したのが印象深い。

Rラインのベースとなったのは、ゴルフ・トゥーランの上級グレード「TSIハイライン」。ここに、フォルクスワーゲンR GmbH社が企画・開発を行ったフロントバンパーやサイドスカート、クロームパッケージを採用したリヤバンパーなど、Rライン専用パーツを内外装に装備した。また、各所に「黒」を採り入れてデザインにメリハリを効かせているのも「R」らしい。

R GmbH社は、ゴルフシリーズの最強モデル「ゴルフR」や世界ラリー選手権参戦マシンである「ポロR WRC」などを手がけるフォルクスワーゲンの企業内チューニングメーカー。1.4L「TSI」ターボエンジンに7速デュアルクラッチトランスミッション「DSG」を組み合わせるのはハイラインと同じだが、ミニバンながら十分にスポーティな走りを味わえる。

ホイールは17インチが標準装備で、可変ダンパーを備える「DCCパッケージ」を装着すると、ホイールは18インチにインチアップ。こちらもRラインの専用デザインだ。

国内ミニバン需要に応える「TSI Rライン」

インテリアは黒で統一され、随所にRラインらしさが散りばめられている。「エルゴノミクスデザイン(人間工学)」を用いたオーディオコントロール付きのステアリングホイールは、「ゴルフGTI」やゴルフRと共通のスポーティなデザイン。パドルシフトも装着され、常に正面を見据えて走りに集中できる環境を与えてくれている。アルミ調ペダルも「その気にさせる」アイテムのひとつだ。
シートには、体を包み込むような感触の専用ファブリックシートを採用。さらに、いかなるシーンでも室内で快適に過ごせるように、運転席、助手席、後席と、エリアごとの温度を変えられる「3ゾーンフルオートエアコンディショナー」も装備した。2列目と3列目のレイアウトは変更が可能で、ラゲッジも自由自在であるなど、3列シート7人乗りのコンパクトMPVであるゴルフ・トゥーランの持ち味は変わらない。「R-Line」のロゴが入ったドアシルプレートも、スポーティで上質な雰囲気を演出する。
ミニバンのラインナップは、フォルクスワーゲンが日本国内の自動車市場となじむ理由のひとつだが、とりわけTSI Rラインは「ミニバンでも走りやドレスアップにこだわりたい」というニーズを満たすモデルとなるはずだ。Rラインの価格はベースモデルより20万円アップの397万4000円。ボディカラーは、新色のハバネロオレンジメタリックを加えた全5色となっている。

Text by Syuhei Kaneko