青を纏ったキャデラック「CTS」「ATS」特別仕様車
- スーパーカーブランド【キャデラック】 -

青を纏ったキャデラック「CTS」「ATS」特別仕様車

アメリカが誇るラグジュアリーブランドのキャデラックに、2つの特別仕様車が登場した。「BLUE EDITION(ブルーエディション)」と名付けられた限定モデルは、深いブルーメタリックのボディカラーを採用。「CTSセダン」「ATSクーペ」に、それぞれわずか5台だけが用意された。大人のシックな雰囲気を纏い、感性に訴える魅力を放つモデルだ。

メルセデス・ベンツ「Eクラス」やBMW「5シリーズ」をライバルと想定する「CTSセダン」

キャデラックがアメリカの最高峰ラグジュアリーブランドであることは、説明するまでもないだろう。しかし、重厚長大で、成功者のためのサルーンというイメージは、現在のキャデラックには必ずしも当てはまらない。2000年代以降は、メルセデス・ベンツやBMWを仮想敵とし、北米市場だけではなく全世界に向けて、ダイナミックなデザインと走りのプレミアムモデルを送り出している。

中核を成すのが、2003年に初代モデルがデビューし、現在は3代目に進化している「CTS」だ。現行モデルに切り替わる前年には、新たな顧客を開拓するために弟分の「ATS」がセダンとクーペで登場。CTSは先代よりもボディサイズをひと回りアップしてセダンに統一された。
想定するライバルは、ATSがメルセデス・ベンツ「Cクラス」やBMW「3シリーズ」、CTSはメルセデス・ベンツ「Eクラス」やBMW「5シリーズ」。それぞれDセグメントとEセグメントに属する欧州プレミアムカーの代表格である。

通常は有償オプションのボディカラーを採用

今回、CTSセダンとATSクーペに設定された「ブルーエディション」は、それぞれ5台だけが販売される特別仕様車だ。

最大の特徴は、通常は12万9000円の有償オプションとなっている「ダーク アドリアテック ブルー メタリック」を纏っていること。落ち着いた大人にこそ似合う、深いブルーの上質なエクステリアカラーだ。

CTSセダン・ブルーエディション(メイン写真)は、インテリアカラーに「ライトカシミア/ミディアムカシミアアクセント」「ブラックオリーブアッシュウッドトリム」を採用。ユーザーフレンドリーな室内空間とクラストップレベルの静粛性がドライバーに安心感を与え、ドアを閉めた瞬間から都会の喧騒と切り離された贅沢なプライベート空間に変貌する。
ATSクーペ・ブルーエディション(下の写真)の内装は、「ライトプラチナム&ジェットブラックアクセント」「ハイグロスサペリウッドドリム」だ。電動スライディングルーフも特別装備されているので、開放的で爽快なドライブが楽しめそうだ。また、両モデルとも、ETC2.0の車載機が標準装備されているのがうれしい。

「CTS」のお値段は800万円、「ATS」は595万円

パワートレインには、ともに最高出力276ps/5500rpm、最大トルク40.8kgm/3000~4500rpmを発生する2.0L直列4気筒ターボエンジンと8速ATを採用。ただし、エンジンは同じだが、CTSセダンは全輪駆動、ATSクーペは後輪駆動と、それぞれ違う駆動方式が取られている。

CTSセダンにとっては十分なパワーであり、8速ATと全輪駆動が路面状況にかかわらずなめらかで安定した走行を約束してくれる。ATSクーペでは、俊敏かつダイナミックな走りが堪能でき、休日のドライブがより心躍るものとなるはずだ。

大人の男に似合う上質感とわずか5台ずつという希少性を併せ持つブルーエディション。価格は、CTSセダンが800万円、ATSクーペが595万円と、それぞれベースグレードからわずか15万円プラスで手に入る。あなたなら、どちらの「ブルー」を選ぶだろうか。

Text by Tetsuya Abe