BMWとプーマによるモータースポーツ用スニーカー
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BMWとプーマによるモータースポーツ用スニーカー

スポーツ用品メーカー「プーマ」と、自動車メーカー「BMW」が、お互いの先進的なテクノロジーを融合させた、まるで金属のようなルックスのドライビングシューズ「BMW X-Cat Disc」をローンチした。

デザインアイデアは、ファブリックで覆われたコンセプト・カー

BMW M X-Cat Discの特徴的な近未来デザインは、BMWが2008年に発表したコンセプト・カー「ジーナ・ライト・ヴィジョナリー・モデル」からインスピレーションを受けたものだという。このコンセプト・カーの開発は極秘裏に進められ、なんと6年間もの間秘密にされ続けた。なぜ秘密にする必要があったのか? それはボディが縫い目のない伸縮性のあるファブリック「ライクラ」で覆われた、可動式金属製フレームで出来ていたことにある。ドライバーが形を自由に変えられ、ボンネットのスリットからエンジンのメインテナンスをするといった画期的で斬新なコンセプトは、人々の度肝を抜いた。
今回BMWのデザインワークスが制作したBMW M X-Cat Discも、どこにも縫い目のないファブリックが使われ、アッパーのセンターにはダイヤルがセットされている。これはプーマが1991年から採用している「ディスククロージャーシステム」で、紐で縛るのではなく、ディスクを右へ回すことでセットされたワイヤーがシューズを締め上げ、素早く足にフィットさせることができるものだ。また脱ぐ際はディスクを回すのではなく、真ん中を押すだけで緩むという非常に便利な作りになっている。このシステムはわずか5つのパーツで構成することで徹底的に軽量化されており、足にぴったりとフィットし、究極の心地よさをもたらしてくれる。

BMWとプーマ、双方の特徴を融合させた機能美

プーマは1998年からモータースポーツに参入し、ウェアやドライビングシューズなどを開発して、チームに提供している。現在はBMWモータースポーツやレッドブル・レーシング、スクーデリア・イタリアにドライビングシューズを提供し、モータースポーツ用のスニーカーも数多くラインナップしている。もちろんBMW M X-Cat Discもドライビング時にアクセルやブレーキなどの足元のペダルを操作しやすいよう、かかと部分がラウンド加工されている。
アッパーに使用されているのはシルバーのストレッチ素材だ。これはBMWのコンセプト・カーに使われているメタリックカラーの素材に似せて作られたものという。そのためBMWのロゴのあしらわれたディスクを締めると、内蔵されたワイヤーの形がアッパーに浮き出てくるようになっている。またプーマを象徴する「フォームストライプ」は、シームレスなファブリックに再帰反射プリントで表現されている。
BMW M X-Cat Discはプーマの店舗、オンラインショップで販売されている。カラーはシルバーメタリック・ソーダライト・ブルー・オートミール、価格は21600円(税込)。売り切れ必至のモデルとなるに違いないので、チェックはお早めに。

Text by Tamotsu Narita