「歴史」と「今」を併せ持つ老舗ホテル発のレストラン
- 40男、至高のグルメガイド -

「歴史」と「今」を併せ持つ老舗ホテル発のレストラン

歴史ある味わい深い料理を出すお店に女性を連れて行き、知らない世界を教えられるのは、大人の男だからこその魅力。それだけでなくトレンドを取り入れたお店も知っているとあれば、デキる男として女性の心をグッと掴むことは請け合いである。そこでおすすめしたいのが、4月にオープンした新宿の「BEAMS JAPAN」の地下1階にある「NIKKO KANAYA HOTEL CRAFT GRILL」。140年以上続くホテルの復刻メニューと、現在のトレンドであるクラフトリカーがメニューに並ぶレストランである。

140年続く日光の老舗ホテルの味と空気を新宿で

140年以上の歴史を持つ、現存する日本最古の西洋式リゾートホテルである日光金谷ホテル。過去には、夏目漱石やイザベラ・バード、フランク・ロイド・ライト、アルベルト・アインシュタインといった国内外の著名人が宿泊した老舗中の老舗だ。そのホテルの味が楽しめる「NIKKO KANAYA HOTEL CRAFT GRILL」が新宿にオープンした。
金谷ホテル株式会社所蔵
金谷ホテル株式会社所蔵
お店が入るのは、日本の銘品や文化を編集して紹介するプロジェクトBEAMS “TEAM JAPAN”の発信拠点「BEAMS JAPAN」の地下1階。「NIKKO KANAYA HOTEL CRAFT GRILL」は、BEAMS “TEAM JAPAN”プロジェクト総合アドバイザーであり、日光金谷ホテルの顧問を務める、放送作家の小山薫堂氏の監修のもと、日本のホテル文化とクラフト(=手作り)をコンセプトとした飲食店として誕生した。
地下への階段を下りると、日光金谷ホテルの蔵から見つかった明治から昭和に撮影されたモノクロの写真が飾られ、クラシックホテルの歴史を感じることができる。まず目に入るカウンターには、クラフトビールのタップが並ぶ。奥には、オープンキッチンを見渡せるシックなしつらえられのテーブル席と、個室が用意されており、幅広い使い方ができるだろう。女性とのデートはもちろん、会社帰りにカウンターで一杯、さらには、個室で商談や接待なども可能だ。

百年の味と手作りのお酒の共演

このお店の目玉は、日光金谷ホテルから受け継いだ「新宿百年ライスカレー」(1,800円)。2003年に日光金谷ホテルの蔵の中から発見された大正時代のカレーのレシピが再現されている。バターやココナッツミルクがふんだんに使われ、まろやかでありながら、後からスパイスが効いてくる深い味わいが特徴だ。ライスは、ホテルでの定番であるレーズンバターライスに、刻み漬けライス・雑穀米・白ライスの4種が用意されている。さらに、牛フィレ肉のフリットがトッピングされ、歴史を踏襲しながらもオリジナルな一品に仕上げられている。
さらに、大正時代から歴代の料理長に代々受け継がれたという伝統のクリームコロッケ(1,200円)は、蟹やチキンの上品なクリームが薄い衣でやさしく包み込まれ、サクサクの食感が楽しめる。魚をまるごと揚げた「フィッシュ&チップス」や最高級のフランス・ランド産フォアグラを使用した「フォアグラティラミス」(980円)などオリジナルメニューも充実している。
手作りのお酒として、クラフトビールがドラフトとボトルともに10種類以上をラインナップ。さらに、日本発のクラフトスピリッツも取り揃えている。例えば、「奥飛騨ウォッカ」は、岐阜県にある奥飛騨酒造が作る世界でも珍しいお米を原料に使用したウォッカである。 「小笠原ラム」は、サトウキビ特有の豊潤な甘さと力強い味わいだ。
伝統とトレンドの融合。まさにデキる40男のキーワードが詰まったお店である。女性に経験豊富な大人の男の魅力を伝えるのに間違いない一軒となるだろう。

Text by Taisuke Seki(euphoria FACTORY)

Photo by Takanori Chiba