10年後の肌も美しく! 男のUV対策&アフターケア法
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10年後の肌も美しく! 男のUV対策&アフターケア法

夏の日差しを感じながら、アウトドア・スポーツに興じる男性は多い。一方で、シミやシワの原因になる紫外線が強くなるのもこの時期だ。最近では、UVケアに関心を持つ男性も増えてきてはいるが、洗顔や保湿などの“アフターケア”の知識はあやふや、という人も少なくないはず。銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子さんに夏のUV対策とアフターケアの方法を教えてもらった。

■今回のアドバイザー
銀座ケイスキンクリニック 院長
慶田朋子さん

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。日本レーザー医学会認定レーザー専門医。平成23年にメスを使わないリバースエイジング治療をコンセプトに「美容皮膚科・銀座ケイスキンクリニック」を開設し、スキンケア、アンチエイジングケアのきめ細かいアドバイスをおこなう。

シミ、シワ、たるみ、老人性いぼ…肌トラブルの原因となる“紫外線”

慶田さん「太陽光に含まれる紫外線や近赤外線、短波長ブルーライトが皮膚と目に与える障害を“光老化”と呼びます。日常的に紫外線をたくさん浴びている人と、浴びていない人では肌の老化の速度がかなり違ってくるのです。紫外線を長期間浴びると、皮膚のシミやシワ、たるみ、老人性いぼ(脂漏性角化症)になるリスクが高まります。さらに紫外線は表皮細胞の遺伝子を傷つけるため皮ふがんの原因にもなり得ます。また、可視光線のうち短波長のブルーライトは白内障や加齢黄斑変性の原因にも。近年、近赤外線は、赤ら顔や皮膚のたるみの原因になることが分かってきました。紫外線やブルーライトは浴びている感覚がないためケアを怠りがちですが、赤くならない程度の紫外線量でも蓄積すると光老化を進行させます。特に大量の紫外線を一気に浴びると、傷ついた遺伝子の修復が間に合わず、非常に危険です。

とくに男性は、幼い頃から外で遊ぶ機会が多く、大人になってもUVケアをしない人がほとんどです。そのため、30代でシミがひとつもない男性はおらず、40代以降になると今までに浴びた紫外線の蓄積によって、シミやイボがより目立つようになります。そのまま対策をしなければ肌の老化は進みますが、正しくケアすることで、光老化を最小限に食い止めることが可能です」

紫外線予防こそが最大のケア! 顔洗浄と保湿、外出時の日焼け止めを習慣化すべし

慶田さん「スキンケアの柱となるのは、洗浄と保湿、光対策の3つです。海水浴や屋外でスポーツをする場合は、日焼け止めの外用が基本です。加えて、サングラスを着用し、ラッシュガードを着るといったUV対策が必要です。日焼け止めは汗で流れたり、粒子が凝集したりして効果が弱くなるので、露出している部分は2~3時間に一度休憩を取る際に薄く日焼け止めを重ね塗りするとよいでしょう。また、紫外線量が一番強い10~14時はできるだけ屋内で過ごすようにするのも有効です。

続いて大切なのは洗浄です。多くの日焼け止めは普通の洗顔料で落とすことができます。洗顔時にはしっかり泡立ててください。泡立てることで汚れへの吸着力と洗浄力が非常に高まるので、泡を肌に乗せるだけでも日焼け止めや汚れを落とすことができるのです。液体のまま洗ったり、強くこすったりすると、肌バリアに役立つ成分がすべて洗い流され、乾燥肌やかゆみ、湿疹などの肌トラブルにつながるため注意しましょう。ただし、ウォーターレジスタントなどの水に強い日焼け止めには専用のクレンジング剤が必要な場合があります。

洗顔後は、化粧水と乳液で保湿をしましょう。本来、皮脂量が多く代謝がいい男性の肌は乾燥しにくいのですが、顔を何度も洗ったりヒゲを剃ったりすると肌バリアが傷つくため、乾燥しがちです。また、紫外線も乾燥を悪化させます。そのため、化粧水で肌を整えたあとヒアルロン酸やセラミドなど、水分を保持する成分が入った乳液を使用してください。ベタベタするのが苦手な方は、ジェルタイプでもOKです。これらの対策は、レジャーの日だけでなく毎日おこなうことをおすすめします」

激しい日焼けの場合は、患部を冷やして応急処置を

慶田さん「UV対策を怠り、ヒリヒリするほどの日焼けをしてしまった場合は、まず患部を冷やしましょう。熱感と痛みが続くようならば、市販の痛み止め薬を飲むと、ある程度炎症が和らぎます。ただし、薬を飲んだからといって紫外線によって傷ついた遺伝子が元に戻るわけではありません。今後は、肌を焼きすぎることのないよう気をつけてください。もしも日焼け部分が水ぶくれになるなどの重い症状が出たら、必ず皮膚科で診察を受けてください」

最後にアドバイザーからひと言

「紫外線を浴びれば浴びた分だけ肌は老化していくので、40代から正しいUVケアをはじめて紫外線の蓄積量をコントロールするだけでも10年後の肌の状態は見違えます」

Text by Miki Ohnuki(Seidansha)