「ブッチャーラボ」併設の和牛専門焼肉レストラン
- 女性を喜ばせる!大人のデートコース -

「ブッチャーラボ」併設の和牛専門焼肉レストラン

女性を焼肉に誘うとなれば、そこそこのランクの店を選びたいもの。とはいえ、いわゆる高級焼肉店では面白味に欠ける。そんな悩める40男にぜひおすすめしたいのが、昨年12月、西麻布にオープンした和牛専門の焼肉レストラン「ジ イノセント カーベリー」だ。ヨーロッパテイストの店構えに、ブッチャー(肉屋)ラボを併設。厳選されたブランド和牛を銘柄や部位ごとに選んで食べ比べられる、目にも舌にも楽しい新感覚の焼肉店だ。

二人の“和牛の匠”が選びぬいた希少なお肉の数々

通りに面して作られたガラス張りのセラーにずらりと並んだ「お肉」の塊。まるでヨーロッパの細い路地にある肉屋のような佇まいが目を引く「ジ イノセント カーベリー」。一風変わった店名は、素材に無垢な気持ちで純粋に向き合うという意味の「イノセント」に、お肉の持ち味を損なわないように切り分けてくれるレストランという意味の「カーベリー」という言葉をつなげたもの。その名の通り、お客様がその日の食欲や気分でセラーからチョイスした好みのお肉を好きな分量だけその場でオーダーカット。新鮮なお肉を卓上のロースターで焼きながら食べるスタイルだ。
シェフの岡田賢一郎氏は、「ちゃんと」のオーナーシェフとして「Ken’s Dining」「銀座 橙家」などのレストランを展開し、90年代後半から2000年代にかけての飲食シーンを牽引してきた一人。日本で初めてドライエイジドビーフを提供したといわれる「Porter House」も手がけた、和牛を最高の状態でサーブするプロフェッショナルだ。

一方、お肉の仕入先を選定するのは和牛コーディネーターの浜田寿人氏。食のドキュメンタリー映画「Food Inc」を手がけたことをきっかけに、宮崎の牛飼い尾崎宗春氏と出会い、和牛ビジネスの道へ。世界20都市に日本のトップ和牛ブランドを輸出する「WAGYUDIRECT」を展開し、ロンドン初の和牛懐石「engawa」の神戸牛コーディネートを行うなど、世界中の有名レストランと和牛生産者をつなぐ和牛アンバサダーの役も担っている。

セラーに並ぶのは、ランクや産地といったブランドだけに頼るのではなく、この二人の「和牛の匠」の審美眼にかなった銘柄牛の数々だ。

上質な和牛で脂の旨味を堪能

メニューはセラーに並んだお肉から好きな銘柄、部位、分量をカットしてもらえる「オーダーカット」の他に、カウンター席限定の「Chef’s Table」(14000〜20000円)、「和牛食べ比べコース」(10000円)、「ベーシックコース」(8000円)の 3つのコースがある。

店の魅力を堪能するなら、シェフと相談しながらメニューが決められる「Chef’s Table」を。お肉はもちろん、それにあった独創的な料理も供されるので、いろいろ食べたい女性にはおすすめだ。「ベーシックコース」「和牛食べ比べコース」はともに、レリッシュの生野菜、和牛シャルキュトリー、キムチの王様などの前菜に続き、タン塩、霜降り、赤身、ハラミといった定番の部位が、その日おすすめの銘柄で味わえる。近江牛、尾崎牛、佐賀牛、鹿児島牛などさまざまなブランド牛の同じ部位を食べ比べてみると、その個性の違いに驚かされるだろう。上質の和牛は脂の融点が低く、口のなかですっと溶けていく。赤身流行りの昨今だが、この店ではぜひ霜降り肉で脂の旨味も味わいたい。
和牛のみを使用した「和牛の都会風パテ」(1400円)や、白菜キムチのなかにマグロやエビ、ホタテなどの魚介のキムチを包み込んだ「キムチの王様」(1800円)などの前菜に加えて、和牛カルビスープ(1000円)や冷麺(1000円)など焼肉店の定番メニューも揃っている。ちなみに白飯は魚沼産コシヒカリ(600円/小 400円)だ。ドリンクもビールや焼酎、サワーだけでなく、ウイスキーやワインの種類も豊富なのが嬉しい。
白を基調にした店内は、焼肉店とは思えないモダンな雰囲気。扉を開け放ち、ロングテーブルを外へとつなげたテラス席もある。和牛の食べ比べで焼肉三昧するもよし、アラカルトも交えてレストラン的に楽しむもよし。いろいろな使い方ができる、大人の男が知っていて損はない一軒だ。

Text by Shoko Iwane