ストレッチと逆の発想で腰痛が!? 90秒でできる「セルフ整体」
- 40代のアク抜きダイエットテク -

ストレッチと逆の発想で腰痛が!? 90秒でできる「セルフ整体」

管理職に就いてデスクワークが増える40代男性にとって、避けて通れない悩みが腰痛。本格的に治したいと思っていても、マッサージや整体に通う時間を作るのも難しく、ついつい放置してしまっている人も多いはずだ。そこでオススメしたいのが「セルフ整体」。場所を選ばずどこでもできるうえに、1回につき、たった90秒間行なうだけで劇的な効果があるという。誰でも手軽に始められる「セルフ整体」のやりかたについて、整体院「いぎあ☆すてーしょん白金台」の鮎川史園院長に話を聞いた。

■今回のアドバイザー
いぎあ☆すてーしょん白金台 院長
鮎川史園さん

2011年9月「いぎあ☆すてーしょん代官山(2016年3月より白金台に移転)」院長に就任。施術のかたわら、誰もが日頃から自分でケアできる方法を効果的に伝えるためセルフ整体の動画配信も行なっている。2013年7月にPHP文庫から出版した『「体の痛み」の9割は自分で治せる』は現在4万5000部を突破するベストセラーに。2015年2月にはオフィスでできるセルフ整体本『仕事力を一瞬であげる体のスイッチ』(自由国民社)を出版。2016年4月、『たった90秒 体の痛みを自力で治す本』(笠倉出版)を監修。

ストレッチと逆のことを行なう「セルフ整体」(セルフミオンパシー)

鮎川さん「セルフ整体は、ミオンパシーという手技療法を自分で行なえるようにアレンジしたものです。別名『セルフミオンパシー』とも呼んでいます。

セルフ整体の1番の特徴は、多くの整体やストレッチとは反対のことを行なっている点でしょう。一般的に整体やストレッチでは、痛みや不調、あるいは硬くなった筋肉を改善するために刺激や負荷をかける必要があると思われていますが、セルフ整体の考えかたでは、それはむしろ逆効果。ストレッチは硬くなった筋肉を伸ばして柔らかくしようとしますが、セルフ整体は逆に筋肉をたるませてゆるめていくことを目指しているのです」

たった90秒間だけ「セルフ整体」を実践すれば腰痛、肩こりなどの痛みを改善できる

鮎川さん「たとえば腰痛、肩こり、首こり、膝痛、股関節痛、関節の痛みなどは、筋肉が本来の状態よりも硬くなっていたり、伸縮性が低下することによって引き起こされる不調です。セルフ整体では、その多くを場所にとらわれずにどこでも改善へと導くことができます。

最初のステップは硬くなった筋肉を“探す”ことから。自分で筋肉をグリグリと指で押してみて、『痛い』『痛気持ちいい』『くすぐったい』などと違和感をおぼえる箇所を探してみてください。これらの反応はすべて筋肉が硬くなっている証拠です。

硬くなった筋肉を見つけたら、今度はその箇所を“ゆるめて”いきましょう。指で押す強さはそのままなのに、角度や姿勢を変えるだけで違和感が弱くなるところがあるはずです。それが見つかったら、その姿勢をそのまま90秒間キープします。その90秒間は、ゆるめている筋肉に力が入らないように気をつけてください。その後、ゆっくりと元の姿勢に戻します。このときのコツは、ゆるめている筋肉に力が入らないように、そっと戻すことです。元の姿勢に戻したら、先ほどチェックしたところと同じ箇所をグリグリと押してみてください。違和感が消えていれば成功です」

セルフ整体では腰痛の改善以外に、仕事のパフォーマンスが向上する効果も

鮎川さん「『90秒間姿勢をキープ』には理由があります。ミオンパシーの技法のベースとなったアメリカ発祥の手技療法「ストレイン・カウンターストレイン」のデータによると、『90秒までは筋肉が大きく変化するが、それ以上は極端に変化しない』ということがわかっています。そのため、キープ時間は90秒と設定しました。

また、硬い筋肉が増えて血流が悪くなることによって引き起こされる不調も、セルフ整体で改善できます。たとえば、むくみ、しびれ、こむら返り、手足の冷え、肩こり・首こりからくる頭痛などです。さらにセルフ整体を実践した人からは、睡眠の質が向上した、視界が広がった、目がスッキリした、仕事の集中力が上がったなどの声もいただいております。体が軽くなってパフォーマンス力が上がるので、40代でスポーツなどの自己ベストを更新される方も多いようですね」

最後にアドバイザーからひと言

「『痛みが出る姿勢はとらない』という点だけは注意して実践してください」

Text by Katsuya Hokonoki(Seidansha)