メルセデス・ベンツ・スタイルの超高級ヨット
- 40男が嗜む逸品 -

メルセデス・ベンツ・スタイルの超高級ヨット

海は、いつも男にロマンを感じさせる。いつの日かマリーナにヨットや船を停泊させる…そんな夢を持っているエディトゥール世代もいることだろう。その夢がさらに大きく膨らむような、グラマラスでラグジュアリーなヨット「Arrow460-Granturismo」が進水した。

コート・ダジュールで開かれたワールドプレミア

フランス語で「紺碧の海岸」という名の通り、地中海の美しく青い海が広がるコート・ダジュール。世界的に有名な南フランスの高級リゾート地で、ダイムラーが製造する自動車「メルセデス・ベンツ」のスタイルを持つ超高級モーターヨット「Arrow460-Granturismo」がワールドプレミアを行った。

ドイツのダイムラーとイギリスのヨット会社「シルバー アローズ マリン」が提携し、開発が進められていると伝えられていたArrow460-Granturismoは、美しい流線型のスタイルと青い海に映えるシルバーのカラー、鋭角なウィンドウの形など、まるでメルセデス・ベンツSクラスクーペが海に浮かんでいるような流麗なデザインだ。
全長は46フィート(約14m)、エンジンはヤンマー製のディーゼルエンジンを2基搭載し、最高速度は40ノット(約74km/h)に達する。船内は10名まで乗船可能で、キャビン内のインテリアもメルセデス・ベンツならではのスタイルでまとめられている。展開式のテーブルやベッドが備え付けられ、バスルームやドレッシングルームも完備、キャビン内で快適に過ごすための空調やオーディオシステムは言うに及ばず、製氷機やワインセラーまでも標準装備されているという。

日帰りクルーズから一泊まで楽しめる究極のヨット

Arrow460-Granturismoのウィンドウには、光の透過率を電子的に調節できる機能が搭載されている。これはメルセデス・ベンツに搭載されている、合わせガラス内の微粒子に電圧をかけることで透明度を変える調光素子技術によって、ルーフトップの濃淡をスイッチひとつで切り替えられる「マジック・スカイコントロール」と同じようなものと思われる。シーズンや時間帯に合わせて船内に入る光量を変えることができ、さらに熱線もカットするため室内の温度上昇を抑える効果があるので、日差しを遮るものがまったくない海では非常に重宝する機能だろう。またウィンドスクリーンは持ち上げ式、サイドウィンドウは格納可能なので、すべてを開け放てばオープンクルーズも楽しめる。
「日帰りクルーズから船上での一泊まで楽しめる究極のヨット」というArrow460-Granturismo。愛車のメルセデス・ベンツでマリーナへ乗り付け、そこからさらにメルセデス・ベンツ・スタイルのヨットに乗り換えて海へ出る…コート・ダジュールで公開されたものはまだ試作だそうだが、極上の男の夢が広がる新しいプロダクトの誕生に、期待は高まる一方だ。

Text by Tamotsu Narita