恒例のイベント「モノマチ」でモノづくりの街を体感
- 40男が嗜む逸品 -

恒例のイベント「モノマチ」でモノづくりの街を体感

近年、「モノづくりの街」として注目を集めている台東区南部エリア。この地域を巡りながら、「街」と「モノづくり」の魅力に触れられる恒例のイベント「モノマチ」が間もなく開催される。クリエーターや職人と交流できる貴重な場でもあり、お気に入りのモノを探したい人や、作り手のモノへのこだわりを知りたい人におススメのイベントだ。

モノづくりにかかわる190店が参加

2011年5月に初めて開かれた「モノマチ」は、現在は年に2回開催。3日間で約10万人が来場した昨年秋の「モノマチ セブン」に続き、8回目となる今回は「はち モノマチ」として、5月27日(金)〜29(日)の3日間にわたって行われる。モノづくり系の企業やショップ、職人、クリエーターら計190店が参加し、扱うモノは鞄や財布、靴、ジュエリー、衣服、帽子、アクセサリー、文具、家具、伝統工芸品、食料品など実に多彩だ。
参加店のほとんどが位置するモノマチエリアは2km四方ほどで、御徒町、蔵前、浅草橋にかけて広がる。このエリアを歩きながら楽しむことになるわけだが、上記マップの★マークの場所には、インフォメーションセンターを設置。参加店舗が網羅され、散策に役立つモノマチマップを配布している(マップ左の★から2k540 AKI-OKA ARTISAN [東京都台東区上野5-9]、台東デザイナーズビレッジ[東京都台東区小島2-9-10]、須賀橋交番前[東京都台東区浅草橋3-20−18])。なお、マップは公式ウェブサイトからもダウンロードでき、参加店舗でも事前配布中だ。

インフォメーションセンターの設置される台東デザイナーズビレッジは、廃校となった小学校の旧校舎を活用したファッション・デザイン関連の創業支援施設で、2004年に設立された。「モノマチ」はこの施設の一般公開をきっかけに始まった歴史を持つ。今回も「モノマチ」に合わせて施設公開され、現在入居している新進デザイナーたちのブランドなどを一気に見てまわることができる。また、モノマチエリアにはこの施設を卒業したクリエーターらの店舗やアトリエが多数あり、そちらも要チェックだ。
2k540での「モノマチクリエーターズマーケット」(提供:台東モノマチ協会 Photo by Taro Hosokawa)
2k540は、モノづくりをテーマに多彩な店舗が集った施設で、御徒町駅と秋葉原駅間の高架下に2010年末オープンした。2k540と佐竹商店街では、各地から選りすぐりのクリエーターが参加する「クリエーターズマーケット」も催される。

モノづくりを体験できるワークショップやコラボ企画も

台東区南部エリアはもともと製造/卸の集積地で職人も多い地域だったが、近年、台東デザイナーズビレッジの卒業生によるものをはじめ、モノづくり系のショップが続々とオープンし、2k540も完成。さらに新旧の店が一緒になった「モノマチ」が回を積み重ねることで、「モノづくりの街」としての認知度がアップし、ふだんの休日に足を運ぶ人も増えている。

イベント期間中は、参加店の多くで、ワークショップや特別販売といったモノマチならではの企画が予定されており、ふだんは一般公開されていない工場を見学できる参加店もある。職人やクリエーターの話を聞いたり、自らも体験したりしたい方は、こういった企画に積極参加するのもいいだろう。
「モノマチ」開催時の田中箔押所での一コマ(提供:台東モノマチ協会 Photo by Taro Hosokawa)
さらに注目したいのが、複数の参加店が繋がったコラボレーション企画。銭湯の番頭さんによるトークイベントや浴室の清掃体験、モノづくりワークショップを楽しめる「下町銭湯体験」(要予約)、本格的なヒノキの枡づくりを体験できる「はちモノ枡」(要予約)など、計19の企画が用意されている。

自分向けのものを探すだけでなく、デートや家族サービスにもピッタリなこのイベント。配布されるマップには休憩にオススメの飲食店が54店紹介されているので、参考にしたいところだ。もちろん、マップに頼るだけでなく、自分だけの発見を楽しむのもいいだろう。なお、歩きすぎて足を棒にしたくない場合は、レンタルサイクルや台東区を走る循環バス「めぐりん」の活用もおススメだ。

Text by Fumio Miyata