今が旬! “春ワカメ”の知られざるダイエット効果
- 【食べて痩せる!】究極のダイエット食材 -

今が旬! “春ワカメ”の知られざるダイエット効果

味噌汁の具やおつまみの酢の物として、食卓に並ぶ確率が高い海藻・ワカメ。1年中食べられるイメージが強いが、ワカメにも旬の時期があることを知る人は少ないかもしれない。3~5月に収穫されたワカメは“春ワカメ”と呼ばれ、保存加工をぜず生のまま食べることができるのだ。また、旬のワカメには血圧を下げるカリウムや、ダイエットに効果があるヨウ素が、より多く含まれているという。春ワカメの栄養素と食べ方について管理栄養士の川村郁子さんに詳しく聞いた。

■今回のアドバイザー
管理栄養士
川村郁子さん

自身が太っていたことがきっかけで食に興味を持ち管理栄養士に。病院栄養士を経験後、独立。現在は栄養専門学校講師やラジオパーソナリティ、セミナーなど「楽しむ食」をモットーに“食育子さん”として活動をしている。

必須ミネラルが潤沢な旬の味覚・春ワカメ

川村さん「3~5月が旬のワカメは肉厚で磯の香りが強く、生で出荷されるのが特徴です。この時期を過ぎてしまえば店頭に並ぶのは、春に収穫したワカメを乾燥させた乾燥ワカメや、塩漬けにした塩蔵ワカメのみになってしまいます。春ワカメは、この時期にしか食べられない旬の味覚なのです」

代謝を促すヨウ素と水溶性食物繊維がダイエットに効果あり

川村さん「春ワカメと旬を過ぎたワカメ(以下、塩蔵ワカメ)では、含まれる栄養素に大きな違いがあります。たとえば、塩蔵ワカメ50gに含まれるカリウムの量が6mgなのに対し、春ワカメ50gのカリウムの量は364mgなので、春ワカメはカリウム含有量が圧倒的に多いことがわかります。このカリウムには利尿作用が期待でき、不要な水分や塩分を体外に排出するため“むくみ解消”や“血圧抑制”につながります。そのほか、春ワカメのカルシウムは塩蔵ワカメの2倍、ビタミンAは3倍ほど多く含まれています。ビタミンAは抗酸化ビタミンのひとつなので、血管を健康に保ったり免疫機能を向上させたりと、アンチエイジングの観点からも有効な食材です。

※五訂増補日本食品成分表から春ワカメ→「わかめ 原藻 生」、旬を過ぎたワカメ→「湯通し塩蔵わかめ 塩抜き」として比較

甲状腺ホルモンの材料となる“ヨウ素”の量も豊富です。甲状腺ホルモンにはエネルギーの代謝を活発にする働きがあり、ヨウ素を摂取してホルモンの分泌を正常化することでダイエット効果が見込めます。さらに、炭水化物や脂質の吸収を抑える水溶性の食物繊維も多く含有しているため、春ワカメの摂取は便秘解消、肥満防止や血糖値の上昇をゆるやかにします」

生の歯ごたえが魅力! シンプルな食べ方がベスト

川村さん「春ワカメを食べる時間帯はお好みで問題ありません。わかめは水溶性食物繊維が豊富で脂質や糖質の吸収を緩やかにしてくれるので、食べる順番としてはお食事の時は最初に食べるとよいでしょう。食べ方については、ぜひ食感を楽しんでください。あまり小細工せずに、そのままポン酢や酢味噌をかけてシンプルに食べたり、しゃぶしゃぶやサラダにして食べたりするのがおすすめです。また、ワカメスープやお味噌汁などの汁物に加えても十分おいしくいただけます。

低カロリーで栄養豊富な春ワカメですが、食べすぎは禁物です。とくにヨウ素の摂り過ぎは、甲状腺機能の低下や甲状腺腫瘍などを引き起こす可能性があります。春ワカメ、塩抜きワカメに限らず1日30~50gの摂取に留めておくのが理想的です。ワカメだけにこだわらず、ほかの食材と合わせてバランスよく食べてください」

最後にアドバイザーからひと言

「ぜひ、今が旬の春ワカメの“歯ごたえ”を堪能しましょう!」

Text by Miki Ohnuki(Seidansha)