伝統と革新がコラボレーションした電子ピアノ
- 40男が嗜む逸品 -

伝統と革新がコラボレーションした電子ピアノ

大人になってからピアノを始めたいという人が増えているそうだ。しかし自宅にアコースティックピアノを置くのはサイズや音といった住宅事情があってなかなか難しい。そこで電子ピアノ選ばれるのだが、タッチなどが違うため、実際にアコースティックを弾く際に戸惑ってしまうという。アコースティックは無理でも、できるだけ上質な物が欲しい…そう考える40~50代のエディトゥール世代にぴったりなのが、カシオの電子ピアノ「CELVIANO Grand Hybrid」だ。

カシオとC・ベヒシュタインが共同開発した音源を搭載

限りなくアコースティックに近い音色やタッチなどを再現したというCELVIANO Grand Hybridは、ドイツのピアノメーカー「C・ベヒシュタイン」と共同開発した音源を搭載した製品であり、同社最高峰の「マイスター・ピース D282」モデルを徹底的に分析、同社のピアノ開発者を日本へ招き、最終的な調整まで共に行って作り上げたという、伝統と最新のテクノロジーがコラボレーションした逸品だ。

1853年にベルリンで創業したC・ベヒシュタインは、「スタインウェイ」「ベーゼンドルファー」と並び「世界三大ピアノメーカー」と言われ、あのフランツ・リストやクロード・ドビュッシーなども愛用したという老舗だ。

C.ベヒシュタインと共同開発した音色は「ベルリン・グランド」と呼ばれ、輪郭のはっきりした落ち着きのある上品な音が特徴となっている。CELVIANO Grand Hybridは「ベルリン・グランド」の音色に加え、「ハンブルグ・グランド」「ウィーン・グランド」という代表的な3つのピアノの音色を再現できるプログラムを搭載、どんな楽曲にも対応する柔軟性と汎用性の高さを備えている。

アコースティックと電子ピアノの特性を両立

電子ピアノで一番問題となるのは「タッチ」がアコースティックピアノと違うということだ。アコースティックは鍵盤を押す微妙な力や、鍵盤から指を離すタイミング、そして音色を変えるペダルを足で操作して演奏することで、ピアノ内部でハンマーが動いて弦を打ち、全体が共鳴することで音が出る。この微妙な力と音の伝わり方を経た音を電子ピアノで再現することが非常に難しいとされてきた。

CELVIANO Grand Hybridでは、C.ベヒシュタイン社製のグランドピアノの鍵盤にも用いられるスプルース材を加工した木製鍵盤を採用。さらに内部にはハンマーまで備えている。そして天板の開閉によって変わる音量や音質、またペダルのアクションが立てる機構音まで表現(ペダルアクションはGP-500BPのみ)するなど、限りなくアコースティックに近いタッチと音色を奏でることができる。
この他にも有名ホールの音響特性を再現したり、小さなボリュームでもバランスよく聞こえるイコライジングをプログラム、さらに練習に最適な録音機能やミュージックライブラリー、メトロノームも内蔵されている。もちろんヘッドフォンの接続も可能など、電子ピアノならでの特性も備えている。
フォルテはどこまでも力強く、繊細なピアニッシモまで鳴らす素晴らしいタッチと音色は、プロのピアニストも納得の出来栄えだという。1700年代に誕生したといわれるピアノに、今新しい歴史が加わろうとしている。大人になってからは無理と諦めていたピアノ、この春「CELVIANO Grand Hybrid」でレッスンを始めてみてはどうだろうか。

Text by Tamotsu Narita