脂っこい食事のお供に! 40男に優しいプーアル茶の効能
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脂っこい食事のお供に! 40男に優しいプーアル茶の効能

痩せたいならは脂っこい食事は当然避けるべき。とはいえ、40代男性ともなれば仕事上の付き合いで外食も多くなりがちだし、そもそもこれまでに培った嗜好や味覚を変えることは難しいかもしれない。そこで摂り入れてほしいのが、中国茶の一種であるプーアル茶。脂肪の吸収を抑え、血中脂肪を分解する力があるというから、コッテリした料理のお供にはピッタリだ。プーアル茶の適切な飲み方と具体的な効果について、日本中国茶文化協会理事の林聖泰さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
日本中国茶文化協会理事
日本中国茶インストラクター協会理事
林聖泰さん

150年以上の歴史を誇る台北の老舗「林華泰茶行」で人間国宝だった三代目の孫として生まれ、中国茶の伝承者として幼いころより修養を重ねる。台北本店での実務を経て、1996年に芝大門にて日本華泰荘一号店を、2000年には渋谷店をオープン。また、インストラクター養成コースの開設、NPO法人中国茶文化協会の設立に尽力し理事長に就任、中国茶文化の継承・定着に力を入れている。

樹齢1000年以上、雲南省の巨木から摘んだ茶葉から生まれたプーアル茶

林さん「プーアル茶は中国・雲南省にある『雲南大葉種』から摘んだ茶葉を原材料としています。雲南大葉種の高さは10mを超え、中には樹齢1000年を超える老木もあります。長年寝かせたその茶葉には油分の吸収を抑える茶ポリフェノールがふんだんに含まれているため、香港や台湾では健康維持のために脂っこい料理のお供として重宝されてきました。血中の悪玉コレステロールを減らす働きがあることも判明しており、近年はアメリカやフランス、ドイツなどの欧米諸国でも飲まれています。また、日本でも食の欧米化により肉料理やチーズ・バターなどの乳脂肪分の多い食事を摂る機会が増えているので、そうした料理とともに普洱茶を飲むことでダイエットの助けになるでしょう」

ワインのようにヴィンテージもののプーアル茶も存在する

林さん「もともとプーアル茶は高地に住むチベット族やモンゴル族のような少数民族が常飲していたものですが、そのうち皇帝への献上品としても用いられ、さらにその後は香港などの沿岸部でも飲まれるようになりました。1900年代前半まで、プーアル茶は何カ月もかけて北京や香港まで運搬されていたため、その間に茶葉が熟成し消費者の手に届くころには茶葉の緑色から黒っぽい色になっていました。そのため、今でもプーアル茶といえば熟成した深い褐色の茶葉が一般的です。

一方、1974年以降は人工的に茶葉を後発酵させる『渥堆』という技術が広まりました。渥堆によって熟成させたプーアル茶を『熟茶』、渥堆せず長年かけて自然に熟成させた茶葉を『生茶』といいます。自然に年月をかけて熟成させた生茶のほうが繊細でまろやかな味になります。また、寝かせれば寝かせるほど美味しくなり価値も高くなるため、ワインと同じように1枚で何百万円もするヴィンテージ品も存在します。さらに質にこだわるのであれば、自分で生茶をゆっくり熟成させるのもいいでしょう。

プーアル茶を淹れるときは容量200ccほどの大きめの急須を使うのがベター。5〜10gほどの茶葉で、急須10回以上は淹れることができます。プーアル茶の有効成分は100度以上の熱湯で淹れないと完全に抽出されないので、お湯の温度には気をつけましょう」

目の疲れにも効果!? 菊花ブレンドのプーアル茶がオススメ

林さん「プーアル茶は烏龍茶や緑茶とくらべて独特のにおいが強いため、飲み慣れない人も多いようです。そのような方は花をブレンドしたプーアル茶もおすすめ。中でも菊の花をブレンドしたものは、菊花の爽やかな香りがプーアル茶のクセを和らげるだけでなく、眼の疲れも取ってくれるのでパソコンを使うビジネスマンにもピッタリです」

最後にアドバイザーからひと言

「円盤状やレンガ状に固められたプーアル茶も多く売られていますが、これはかつて、茶葉を運搬するために便宜上ひとかたまりにしていたころの名残です、味を左右するのはあくまでも使用した茶葉の等級や製法なので、固まっているお茶が特に高級というわけではありません」

Text by Mai Matsubara (Seidansha)