日常生活で体脂肪を燃やす!「赤筋」トレーニング
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日常生活で体脂肪を燃やす!「赤筋」トレーニング

筋肉を鍛え、体脂肪を燃焼させる方法として、多くの人が実践しているジムや自宅での激しい筋トレ。しかし、筋肉には「赤筋」と「白筋」があり、その特徴もトレーニング法も異なるという。たとえば赤筋の場合、鍛えると基礎代謝が上がり、太りにくい体になるとされ、日常生活のなかの動きで鍛えられる筋肉なのだとか。この「赤筋」トレーニングの実践法について、ボディビルダーの山本義徳さんに詳しく聞いた。

■今回のアドバイザー
ボディビルダー
山本義徳さん

1969年3月25日生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。ボディビルダーのほかタレント、トレーニング指導者としても活動。著者に『体脂肪を減らして筋肉をつけるトレーニング』(永岡書店)、『「腹」を鍛えると』(辰巳出版)、『サプリメント百科事典』(辰巳出版)、『かっこいいカラダ』(ベースボール出版)など30冊以上。

「赤筋」を鍛えると脂肪が燃え、太りにくくなる

山本さん「『赤筋』には、酸素を筋肉内に貯蔵する働きがあり、長距離走のような持久運動の際に必要とされる『ミオグロビン』という鉄を含んだタンパク質が多く含まれています。赤筋が赤いのは、このミオグロビンが赤い色をしているためです。

たとえば、魚の場合、マグロのように広域を泳ぐ魚はミオグロビンが多いので、赤身が多くなります。これが『赤筋』で、別名『遅筋』とも呼ばれています。一方、タイやヒラメのように近海に生息する魚はミオグロビンが少ないため、白身が多くなります。こちらは『白筋』(速筋)と呼ばれています。

赤筋は酸素を多く使うため、『有酸素系』のエネルギー合成経路を利用します。この有酸素系で主なエネルギー源となるのは脂肪。つまり、赤筋を鍛え、良く使うことにより、体脂肪を燃やしやすくすることができるというわけです」

「赤筋」に効果的なのは「超早歩き」と「高回転スクワット」

山本さん「誤解されがちなのですが、ジョギングなどの持久的運動を行っても『赤筋』を鍛えることはできません。確かに『赤筋』はジョギングで使われますが、『使う』のと『鍛える』のはまったく別の話。『鍛える』ためには、日常生活よりも強い負荷をかける必要があります。何十分、何時間もできるような動きではあまり意味がありません。

『赤筋』を鍛えるのに効果的なのは『超早歩き』です。普通に早歩きするのではなく、10分ほどで息切れして『キツイ!』と思うくらいのスピードで、両手を大きく振って歩いてください。さらに、おすすめなのは、高回数のスクワット。深くしゃがんでから立ち上がる動きを繰り返すと、だんだんとキツくなってきます。このキツくなるというのがポイントで、『赤筋』を鍛えるのは、筋肉に日常生活を超えた刺激を与えていることが重要なのです」

トレーニングを継続するコツは「日常生活の中で習慣づける」こと

山本さん「『赤筋』トレーニングを継続させるコツは、運動を『日常生活の中で習慣づける』ことです。たとえば、歯磨きをするときにスクワットをするとか、家から駅までは必ず超早歩きするようにするとかして、最初の1週間だけでもルーチン化してみましょう。

一度習慣づけることができれば、必ず継続できます。歯磨き中にただ立っていたり、通勤時にゆっくり歩いたりするのが変に思えるようになってくるはずです」

最後にアドバイザーからひと言

「時間の無駄を無くし、活動的な日常生活を心がけるだけで、健康的なライフスタイルを手に入れることができるようになりますよ!」

Text by Miku Nakamura(Seidansha)