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- 【食べて痩せる!】実践したい食事法 -

「ケトン体」を意識して、効果的なダイエットを目指す!

「ケトン体」とは、体内脂肪の分解物のこと。炭水化物や糖質の摂取量を極端に減らすことで、体脂肪が消費されやすい体質をつくることを目指すのが「ケトン体ダイエット」だ。「炭水化物抜きダイエット」や「糖質ダイエット」と似ているが、その目的とメソッドがより明確なため、40男でも短期間で効果が出るとも言われている。この「ケトン体ダイエット」の具体的なやりかたや注意点を白澤卓二さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
日本ファンクショナルダイエット協会 理事長
白澤卓二さん

元順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。米国ミシガン大学医学部神経学客員教授。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝子学、アルツハイマー病の分子生物学など。著書に『100歳まで元気に生きる食べ方』(三笠書房)、『ココナッツオイルでボケずに健康』(主婦の友社)、訳書に『小麦は食べるな!』(日本文芸社)などベストセラー多数。

体内からブドウ糖がなくなることでつくられる「ケトン体」

白澤さん「昨今、糖質制限によるダイエットが流行していますが、それらすべてのベースになっているのがケトン体という物質です。ケトン体とはブドウ糖に変わる新しいエネルギー源として今注目されています。ケトン体をつくりだせるケトン体質になることで、ダイエットはもちろん、アンチエイジング、脳の活性化、認知症の予防や改善などあらゆる効果が期待できます。

ケトン体は、体内の脂肪から作られますが、いつでもつくられるというわけではありません。糖質を取らない食生活を続け、体内のブドウ糖がすべてなくなったとき、はじめてケトン体はつくられます。つまり、食生活を変えることでしかケトン体を手に入れることはできないのです」

毎晩2杯の赤ワインが、ケトン体生成を促す!?

白澤さん「ケトン体をつくりだすためには、体内のブドウ糖をすべて使い切らなければならないため、糖質を制限する必要があります。できるだけ控えてほしい食材は、ご飯、パン、麺などの主食です。甘いお菓子や甘いお酒など、“甘さ”を感じるものも控えてください。その代わり、肉、卵、魚介類、野菜などは毎日摂取してOKな食材です。根菜類やイモ類や乳製品などは適度であれば問題ないですが、ケトン体をよりつくりたい場合には控えたほうがいいです。

主食を控えるのが難しいという人は、ココナッツオイルを摂取してください。ココナッツオイルには糖質に対する欲求を低下させ、食欲を抑える働きがあります。また、晩酌がやめられないという人には、赤ワインを推奨します。赤ワインにはレスベラトロールが含まれており、これは脂肪細胞の成長を抑制するはたらきがあると言われています。一日2杯くらいを目安に飲むといいです」

ケトン体をつくりだす食事法は、痩せすぎの恐れがあるため注意

白澤さん「ケトン体を生成しやすい体質になることは、40代男性にとってメリットしかありません。健康な老後を送りたいのであればさっそくスタートしてみてください。

ただし、気をつけてほしいのは、ケトン体をつくりだす食事法を実践したところ、みるみる痩せていったという人も中にはいます。なので、痩せすぎには十分注意してください。糖質を抜くわけですから、早い人だと実践した当日から効果が出始めます。自分の体とよく相談しながら続けてみてください」

最後にアドバイザーからひと言

「今の食事や生活習慣が、これからの健康に大きく影響していきます。ケトン体質になって自分の体をコントロールしましょう!」

Text by Miku Nakamura(Seidansha)