間違った入浴法が原因!? 男の背中ニキビ改善法
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間違った入浴法が原因!? 男の背中ニキビ改善法

男らしく背中で語りたくても、ニキビがあっては台無し。愛するパートナーに、背中のニキビを発見され幻滅されてしまった…という経験がある人もいるのではないだろうか。とくに男性は皮脂の分泌が多く、背中は皮脂腺が多い部位のひとつなので、背中はニキビができやすいという。背中ニキビの原因と改善法について、東京警察病院形成外科医師の澤田彰史さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
東京警察病院
形成外科医師
澤田彰史さん

東京警察病院・形成外科を中心にさまざまな医療機関に従事するほか、アンチエイジングの専門医として、テレビ・ラジオや雑誌などでも活躍。著書に『ほうれい線は消せる!』(PHP研究所)、『はじめてのアンチエイジング』(総合法令出版)など。また “賢くむだなく、シンプル・アンチエイジング”をテーマに、ドクターズコスメやドクターズサプリの企画開発を行なうネット直販専門会社『ARGON Co.Ltd』の顧問相談役も務める。

皮脂腺の詰まりが背中ニキビの原因に

澤田さん「顔と同じように、背中ニキビができる原因としてまず挙げられるのはストレスです。ストレスによってホルモンバランスが崩れると、皮脂が過剰に分泌されて背中の毛穴に皮脂が詰まり、ニキビができるのです。さらに、紫外線が皮脂の分泌を増やすことも判明しています。紫外線は背中のシミの原因にもなるので、暖かい季節になり、襟の広い服装をするようになったらUVケアを始めたほうがよいでしょう。

そのほか、睡眠不足は肌の再生を遮り、ニキビの治りを遅くします。とくに春先から夏場の寝苦しさは寝不足になるので要注意。また、寝汗や皮脂で汚れた寝間着を着ることもニキビ発生の原因になります。何より、男性は歳を重ねても皮脂の分泌があまり減少しないため、40代以降も“ギラついている人”が少なくありません。働く40代男性の生活は背中ニキビと隣合わせなのです」

背中ニキビの落とし穴は怠りがちな背中のUVケア

澤田さん「上手にストレスを回避・解消することももちろん大切ですが、もっとも怠りがちなのが背中のUVケア。長時間外にいるときは、顔から首元、胸、背中にかけて最低でも2~3時間に1回は日焼け止めを塗ってください。

睡眠に関しては、遅くとも0時前には就寝し、直接肌に触れる下着や寝間着は清潔に保ちましょう。こまめに寝具を洗い、夏場は寝間着を毎日取り替えるよう心がけることも大切です。寝間着は通気性に優れ、汗を吸収する綿素材のものが望ましいです。

そのほかにも、ボディソープやシャンプー、リンスの洗い残しが毛穴に詰まりニキビができてしまうことがあります。体を洗ったあとにシャンプーをするよりも、シャンプーをしたあとに体を洗う、という順番で入浴すれば、背中に残ったシャンプーも一緒にすすぐことが可能です。ただし、逆に洗いすぎても皮脂の分泌が増えてしまうことがあるので要注意です。髪や体を洗うのは、1~2日に1回を目安にしましょう」

“ネバネバ類”が背中ニキビにも効く!

澤田さん「背中に限らず、偏った食生活は悪玉菌を増やして腸内環境を悪化させ、肌も汚くなってしまいます。“腸がきたないと、肌もきたない”ということを覚えておきましょう。腸内環境改善のためには、善玉菌のエサとなる食物繊維を豊富に含んだ納豆や山芋などのネバネバ類、ワカメや昆布、ひじきを積極的に摂ってください。食生活が乱れがちの場合にはサプリメントも上手に利用するとよいでしょう。食生活の改善は体の中から背中ニキビを改善させます。

ただし、症状がヒドい場合は皮膚科や美容皮膚科を受診し、保険適応の治療薬を処方してもらってください。重症ならばニキビ治療に効果的な“ビタミンC誘導体”を含むドクターズコスメの使用と、古い角質を溶かして肌を再生するピーリングの実践がおすすめです。
ビタミンC誘導体やピーリングソープなどは、以前までは非常に高価で一部のクリニックなどでしか買えませんでしたが、最近は値段もまだ高価とはいえ若干手頃になり、顔のニキビやアンチエイジングに用いられる、もはや定番の治療法となりました。背中ニキビにももちろん有効です」

最後にアドバイザーからひと言

「背中ニキビは、自分では見えないので手を抜きがち。しかし、背中や顔だけに限らず、UVケアを含め、ニキビができないようにしていくことは、見た目のアンチエイジングに直結するのです」

Text by Miki Ohnuki(Seidansha)