話題の「肩甲骨はがし」で肩こり知らずの体に!
- 40代のアク抜きダイエットテク -

話題の「肩甲骨はがし」で肩こり知らずの体に!

もはやパソコン、スマホ、タブレットが手放せない現代の40男。操作時はたいてい頭が前に出て背中が丸まり猫背スタイルになるため、肩甲骨まわりが固まって動きが悪くなる。その結果あらわれる症状が、現代人特有の肩こりだ。慢性的なものや重度の肩こりは、医者や接骨院に行く人が多いが、最近は自分でもできるケアとして「肩甲骨はがし」が注目されている。そのしくみや、簡単な肩甲骨はがしのコツについて都立大 Physio Care & Conditioning 代表の三枝剛さんに聞いた。

■今回のアドバイザー
都立大 Physio Care & Conditioning 代表
三枝剛さん

理学療法士。「関節内」「関節外」「姿勢・動作」の3つの左右差がカラダに起こる問題の原因と考え、symmetry(左右対称)なカラダづくりをコンセプトにしたリハビリコンディショニングスペースを開院。慢性的な腰や肩、首などの痛み、整形外科でマッサージや湿布、経過観察などの対症療法で症状が改善しない痛みなど、あらゆる体の悩みを、徒手と運動の2つの側面からアプローチする。

長時間のスマホが原因の肩こりには姿勢の改善が有効

三枝さん「長時間のパソコン作業や、車の運転、同じ体勢でスマホを使用することで、肩や肩甲骨の姿勢が崩れてしまうことがあります。背中が丸まり、背中の骨が長時間曲がった状態になると、骨と骨の間のクッション(椎間板)が炎症を起こし、その結果、そこを動かさないようにと肩・肩甲骨周りの筋肉でかためようとするのです。これが肩こりの主な原因です。

また、背中が丸まることで、両肩甲骨が体の中心から外側に広がってしまいます。すると菱形筋や前鋸筋など、筋肉の緊張の不均等がおきます。これも肩こりの原因になります。つまり、肩こり解消のためには姿勢の改善が不可欠。そのために有効なのが、肩甲骨をほぐすマッサージやストレッチ、いわゆる『肩甲骨はがし』なのです」

「肩甲骨はがし」の前に、まずは肩甲骨の硬さをチェック

三枝さん「『肩甲骨はがし』を行う前に、自分の肩甲骨の状態をチェックしましょう。まずは、 肩周りの柔軟性をチェックするテストです。片方の腕を上から、もう片方の腕を下からまわし、背中で握手できるかどうか試してみてください。握手できなければ肩甲骨の柔軟性が低下している証拠です。

また、仰向けで腕をバンザイしたときに、地面に腕が接地できるか、その際に腰が過度に浮かないかでも肩甲骨・背骨の硬さをチェックすることができます」

肩甲骨をほぐすマッサージ&ストレッチを毎日続けよう

三枝さん「チェックの結果肩甲骨が硬いことがわかった人は、自分でできる肩甲骨のマッサージ、ストレッチをしましょう。まずは、肩甲挙筋をほぐすマッサージです。右手を前から首の左側に持って行きます。そのまま手を背中のほうに伸ばしていき、肩甲骨内縁(背骨に近い側)の、首に一番近い場所・肩甲挙筋を押した状態で、首を左右へ振る動作をゆっくり繰り返します。反対側も同じようにします。

次に、簡単なストレッチです。四つん這いの状態から後ろに体重移動をして、膝をまげ巡礼するときのポーズをと ります。そこから重心を左右へゆらゆらと動かします。 肩甲骨周りの筋肉・背骨のストレッチになります。この2つのマッサージとストレッチを毎日続ければ、肩甲骨の筋肉・背骨がほぐれて肩こりしにくい体に近づくはずです」

最後にアドバイザーからひと言

「自分で肩甲骨をケアするとき、痛みが伴うと筋肉が緊張してしまい、良い効果がでにくくなります。気持ち良い感覚を大事にしてくださいね!」

Text by Miku Nakamura(Seidansha)