特別な赤を纏った「ジュリエッタ」100台限定モデル
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特別な赤を纏った「ジュリエッタ」100台限定モデル

ロマンチックな響きの名前を持つこのクルマの登場は、60年以上も昔に遡る。流麗なスタイリング、高性能でありながら手頃な価格のコンパクトスポーツとして人気モデルとなったが、1965年に生産が終了。デザインを一新して1977年に登場した2代目も、1985年にアルファ・ロメオ75に世代交代し、やはりその役目を終えた。そして2010年、ジュネーブショーでワールドプレミアされたのが、3代目となるアルファ・ロメオ「ジュリエッタ」である。見る者を魅了するデザイン、高品質を実現しながら手が届く価格など、初代のコンセプトを引き継いで再び人気モデルとなっている。このジュリエッタに、わずか100台の限定モデル「ジュリエッタ・スポルティーバ ・フリードライブエディション」が登場した。

スポーティーで実用性も備えるホットハッチ

2012年に日本上陸を果たしたジュリエッタは、スポーティーでありながら実用性を備えた欧州のCセグメントモデルにあたる。「スポルティーバ ・フリードライブエディション」のベースになっているのは、「クアドリフォリオ ヴェルデ」に次ぐ上級グレードの「スポルティーパ」。ベース車両の価格を据え置きながら、特別な内外装と、ユーザーの要望に答えたアクセサリーを搭載している。

アクセサリーは3点で、まずメモリーナビ、そしてこのナビと連動するETCユニット。遠方へ向かう際などに、ドライバーの手助けとなってくれるだろう。従来はオプションとして用意されていた専用バックアイカメラも標準装備した。駐車時などの視認性を高めてくれるので、実用性がさらに増している。

カラーはブランドの象徴“アルファ・レッド”

ボディカラーには、艶やかな「アルファ・レッド」を纏った。「ロッソ・アルファ」とも呼ばれるこの色は、ブランドの象徴であり、モータースポーツでの輝かしい実績など、長きに渡るアルファ・ロメオの歴史と血脈を示すもの。下の写真はクアドリフォリオ ヴェルデだが、アルファ・レッドの美しさがよくわかるはずだ。

カラーはブランドの象徴“アルファ・レッド”

このボディカラーに組み合わされる内装色は、ナチュラル(レザー)。質感はなめらかで、やさしく包まれるような感覚をドライバーに与えてくれる。ジュリエッタ好きの人には、その魅力として美しい外装や内装を挙げる声も多い。

パワートレインは、スポルティーバと同様に、1.4L直列4気筒インタークーラー付きターボ仕様。4気筒エンジンとはいえ、耳を澄ませば官能的な“アルファ・サウンド”を感じられるだろう。6速乾式デュアルクラッチ オートマチック「Alfa TCT」との組み合わせで軽快な走りを実現している。

イタリア車は、個性的なデザインにより、自動車ファンから支持されるイメージがある。特にジュリエッタは、Cセグメントのなかでもっともセクシーなクルマのひとつ。わずか100台の限定モデルという点も、オーナーにとっては誇らしいものである。「アルファ・ロメオらしさ」が味わえる1台といえそうだ。

Text by Syuhei Kaneko