「イセタンサローネメンズ」だけの“丸の内仕様”ブレザー
- 男の嗜み見聞録 -

「イセタンサローネメンズ」だけの“丸の内仕様”ブレザー

大人が通う街選びには、いささか思慮が必要だ。表参道や六本木は騒がしいし、かといって銀座には作法がいる。ならば丸の内はどうか。高級感を漂わせ、トレンドの文脈があり、いかにも大人の遊び心をくすぐる。同時に、居住まいを正したくなる洗練もある。ならばジャケット、とりわけ気負わず着られるブレザーがいい。並木に緑が色づき始めた仲通のど真ん中にオープンした、大人の男のための一品が揃うサロン「イセタンサローネメンズ」が別注した丸の内でサラリと羽織りたい大人のブレザーを、スタイリストの中島貴大がセレクトする。

名だたるレジェンドが愛するサルトリアのブレザー

「ウィリアム王子が結婚式で着用していたことで注目が集まりました。またフィアット社の創業者、ジャンニ・アリエッリ氏を顧客に持つため、クルマ好きの方は知っているかもしれません」と語るのは、マネージャーの須崎 宏さん(写真左)。「Gイングレーゼ」のジャケット(各11万4480円)は立体裁断の美しいシルエットで、南イタリアのサルトリアという出自から、ストレスフリーな着心地なのはいわずもがな。サラッと羽織りたい。

名門ブランドの系譜を引くブレザーは、遊び心が自慢

「名門アットリーノ家の長男、ヴェンツェンツォ・アットリーニが始めたブランドで、当初は『エリーゴ』という名前で展開していました。2005年から『スティレ・ラティーノ』と名を改めています」と須崎さん。作りはアットリーノらしい本格仕様ながら、ざっくりとした生地など、ユニークな素材感、太く男性的なラペルなど、遊び心が随所から感じられる。(右25万9200円/左28万800円)

丸の内のためにしつらえた、特別な2枚

「丸の内をアメリカになぞらえると、華やかな西海岸というより、シックで洗練された東海岸という印象です。アイビーリーグの文脈にも通じるため、『イセタンサローネ』では様々なブレザーをご用意しています。とはいえそこは遊び心を取り入れ、イタリアのブランドに別注しました」と須崎さんが胸を張るのは、「ガルーゾ」(右?)と「ベルベスト」(左?)の別注ブレザー(各20万5200円)。メタルボタンなネイビーカラーといったブレザーの仕立てながら、頭一つ抜き出た洗練の印象。
「丸の内はビジネスの街だと思われがちですが、実は休日に過ごしやすいんですよね。通りに面して多彩な店舗が配置されていて、ストレスなく過ごせる場所です」と須崎さん。「イセタン サローネ」で身なりを整えたら、春の丸の内を満喫したい。

Text & Item select by Takahiro Nakajima

Photographs by Seiji Sawada

Editorial by Masayuki Kisyu