完璧な非日常空間でフレンチと寿司のフュージョンを
- 40男、至高のグルメガイド -

完璧な非日常空間でフレンチと寿司のフュージョンを

遊び慣れた男たちが、女性と行く店を選ぶ際に重要視するのが“非日常”だろう。とはいえ、饗される料理の意外性はもちろん、ロケーションやインテリアなど舞台演出の細部に至るまで完璧な“非日常”を提供してくれる場は、都心でもかなり限られてくる。今回紹介する『グロリアス六本木』は、そうした“非日常”を実現している希少な存在。クラシカルとモダンが調和したレストランフロアや洒脱なインテリアに贅を感じる個室で、寿司を取り入れた大胆かつ繊細なフュージョン・フレンチが楽しめる、まさに特別な夜の“切り札”となるレストランだ。

クラシカルとモダンが調和した非日常空間

東京ミッドタウンの真向かいに位置する「グロリアス六本木」。外苑東通り沿いの正面入口からも入店できるのだが、お忍びで利用したい人向けに反対に位置する裏口からも入れるようになっており、このつくりの時点で非日常感が漂う。そこからエレベーターで4Fまで上がりレストランフロアに出ると、まずは圧倒的な吹き抜け感に驚かされるだろう。オーダー仕様のシャンデリアが吊るされた天井はあくまでも高く、各テーブルとテーブルの間には不自然にすら感じられる距離がある。しかし、この席のレイアウトにこそ、同店の秘密があるのだ。

クラシカルとモダンが調和した非日常空間

「もっと席を詰めたレイアウトをとるのが一般的なのでしょうが、当店では、美味しいお料理とラグジュアリーな雰囲気で、お客様にとっての特別な時間を心地よく優雅に過ごしていただけることを最優先に考え、インテリアなどを配しています。そのため、他のレストランとは違う空間をご提供することができるのです」(同社広報・佐々木さん)

そんな特別な空間が実現できたのは、同店の母体がハイクラスなウェディングをプロデュースすることで知られる会社だから。創業以来、婚礼という人生最大のハレの日にふさわしい空間と料理を提供し続け、最上のサービスを突き詰めた結果生まれたレストランと言える。

「挙式が終わった後もお二人から記念日の特別ディナーをご希望頂くことも多く、年に一度クリスマスシーズンには、全店舗にてクリスマスディナーのご予約なども承ってまいりました。また、企業パーティなど、ビジネスの会食の場としてのご要望も増えて、非常に好評なため、満を持してレストランの営業も行うようになったんです」(同・佐々木さん)

和の要素を取り入れた真のフュージョン・フレンチに加え独自のサプライズ演出も

同店が料理のコンセプトとして掲げるのは「フレンチと江戸前寿司のフュージョン」。これだけ聞くと、よくありがちな創作フレンチを思い浮かべる人が多いかもしれないが、それはまったく違う。同店のエグゼクティブ・シェフは銀座和光レストランで19年間、総料理長を務めていたシェフの鈴木康太郎氏。皇室を筆頭に、多くのVIPたちの舌をうならせてきた人物だけに、フレンチに関する妥協は一切ない。

「フランス料理は非常に応用が効く料理で、コースの中に、天ぷらなどの和食を入れる取り組みは有名な結婚式場や宴会場でも見かけます。しかし、全体の組み立てや食後感まで考えていなければ、それはただ、ごちゃ混ぜの無国籍料理と同じです。私どもが手掛ける“フュージョン”とは、あくまでフレンチにおけるフュージョンのこと。最後の寿司まできちんとフレンチの仕立てで食べていただけるのが、当店のコースなんです」(エグゼクティブ・シェフ鈴木さん)

和の要素を取り入れた真のフュージョン・フレンチに加え独自のサプライズ演出も

「空間」と「料理」の充実ぶりにくわえ、特筆すべきは、ここでしか味わえないサービスの数々。予約時に希望を伝えれば、可能な範囲でコース内容をカスタマイズしてくれるほか、ブライダル会社ならではの仕掛けを幾重にも張ることができる。例えば、専属のフローリストに相談して花束を用意することもできるし、レストランフロアの上の階にはチャペルがあるので、料理の後にサプライズでプロポーズすることまでできてしまうのだ。

さらには専属パティシエによる35種類の手作りスイーツまで味わえるのだから、これで喜ばない女性はいないだろう。

ランチやディナーなどで通常のレストランとしての利用ももちろん可能だが、やはり記念日に利用するカップルが圧倒的に多いという同店。プライベートレストランさながらの採算度外視のもてなしは、ふたりの特別な時間を、より濃密に演出してくれるに違いない。

Text by Naoya Aoyagi(Seidansha)