ブランド創設から75年、ジープのアニバーサリーモデル
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ブランド創設から75年、ジープのアニバーサリーモデル

1941年にアメリカ・ミシガン州で産声を上げたジープは、SUVという言葉が世間へと浸透するはるか前から、オフロード車の老舗ブランドとしての確固たる地位を築き上げてきた。ブランド創設から75周年を迎える2016年、現行のラインナップそれぞれにアニバーサリーモデルとなる特別仕様車「75th Anniversary Edition」が設定された。アメリカで発表されたばかりの記念すべきモデルを紹介していく。

全モデル共通で設定された“ジープグリーン”

細部の彩りはモデルにより異なるが、まず目を見張るのは全車種共通で濃い緑の「ジープグリーン」が設定されている点である。「本物のSUVを1941年から定義し続けてきた」とは、ジープの社長兼CEOを務めるマイク・マンリーの言葉だ。一般販売されているだけではなく、その存在意義が軍事用にも求められ続けてきた歴史を表すカラーともいえる。

エクステリアには、光沢をあえて抑えめとしたブロンズホイールを採用。グリーンのボディにはオレンジのアクセントがさりげなく取り入れられているのも特徴的だ。
室内ではメッシュ素材を一部に取り入れたシートなどユニークなインテリアが組み込まれ、歴史を感じさせる75周年を記念したロゴの刻まれたこのアニバーサリーモデルならではの特製バッジがあしらわれているのもオーナーにとっては誇らしいものとなる。

各モデルの開口部に表れたジープのこだわり

オープンエアの自由と気持ちよさを追求するジープならではの要素は、各モデルの開口部に表れている。レネゲードにはファブリック・ルーフパネル、さらに、チェロキー、グランドチェロキー、コンパス、パトリオットには電動サンルーフを採用するなど、各モデルに合わせて異なるこだわりがもたらされているのは、オーナーにとって選択する楽しみを加えてくれる。
なかでもコンバーチブルルーフを取り入れたラングラーは、ブランドの代名詞ともいえる。オフロードでの走行にとりわけ強みをみせるモデルには、路面をしっかりつかみとるグッドイヤー社製の「ラングラー サイレント アーマータイヤ」や、前後には状況に応じて機能するデーナ社製のアクスルを採用。屈強なイメージをもたらすのは通気孔付きのパワードームフードによるもので、車内には75周年記念のグラブハンドルを取り入れるなど、ブランドのアニバーサリーイヤーを体現した1台となっている。
ジープからやはり想起されるのは、そのスタイルからもたらされる力強さだろう。75周年を記念したアニバーサリーモデルはどれも、ブランドならではの色合いを感じさせてくれる。この先のさらなる節目に向けて、SUVにおけるリーダーシップを持ちながら未来へ向けてより強く進んでいってほしい。そして、「75th Anniversary Edition」の日本導入を一刻も早く望みたい。

Text by Syuhei Kaneko