磨きをかけたプレミアムSUV「アウディQ7」新モデル
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磨きをかけたプレミアムSUV「アウディQ7」新モデル

アウディの大型プレミアムSUV、「Q7」が2世代目へとモデルチェンジ、まもなく日本に上陸を果たす。最新のプラットフォームを採用した新しいQ7は、先代モデルに比べ最大で300kgもの軽量化を実現し、走りに磨きをかけた。また、最新のインフォテインメントやアシスタンスシステムを搭載するなど、快適性も10年分アップデート。あらゆる部分が進化を遂げた、最新のプレミアムSUVをひと足早くご紹介しよう。

10年分のアップデートが施された走りと機能

アウディQ7は、約5mの全長と約2mの全幅を持つ、大型プレミアムSUVだ。2005年に登場した初代モデルは、アメリカや中国を中心に世界的にヒット。日本では2006年から2012年の6年間に、3400台を販売した。新しいQ7は、好評だった初代モデルのコンセプトを踏襲し、10年分のアップデートが施されたモデルである。

スタイリングは、ほぼ同時にモデルチェンジを行ったA4などと同様、シャープさが増している。アウディのアイコンともいえるシングルフレームグリルは、よりワイドになった。ボディサイズは先代よりわずかに小さくなっているが、その存在感は圧倒的である。
インテリアは、垂直基調だったものから水平基調へと意匠チェンジ。操作系が若干、ドライバー側に向けられた“ドライバーオリエンテッド”なデザインを採用する。アウディならではの高い質感はさらに高まった印象だ。オプションで7人乗り仕様が選択できるのは、従来通り。

「MMIナビゲーションプラス」と呼ばれるインフォテイメントシステムは、シフトレバー前方に設置された大型タッチパッドで操作する最新のもの。「3.0 TFSI quattro」モデルには、アウディTTに初搭載され話題を呼んだ、フルデジタルメーター「Audiバーチャルコクピット」も装備される。

「アウディプレセンス ベーシック」、「アウディプレセンス シティ」など、アシスタンスシステムも充実。全モデルに標準装備される「アダプティブクルーズコントロール」は、新たに「トラフィックジャムアシスト」機能がつき、アクセル・ブレーキだけでなくステアリング操作まで行うことで、渋滞時の安心感を与えてくれる。

クラス随一の軽量ボディと質感の高い走り

新型Q7は、「MLB evo」という新しいプラットフォームと、アルミ複合素材を用いたボディの採用により、最大で300kgもの軽量化を実現し、車重2000kg前後とこのクラスでは随一の軽量ボディを持つこととなった。また、0.31のCd値は、この種の大型SUVとしては最良のもの。空力性能でも他を圧倒する。

搭載されるエンジンは、4気筒2.0LターボとV型6気筒3.0Lスーパーチャージャー、2つの「TFSI」ユニットだ。2.0 TFSIは、Q7シリーズで初の4気筒ユニットだが、185kW(252PS)/ 370Nmの最大出力・トルクによって、約2000kgの巨体を軽々と加速させる。3.0 TFSIの最大出力・トルクは、余裕の245kW(333PS)/ 440Nmだ。組み合わされるトランスミッションは、ともに8速ティプトロニック。

機械式センターディファ レンシャルを採用した本格的な quattroフルタイム4輪駆動システムを標準採用するほか、オプションで「オールホイールステアリング」と呼ばれる、四輪操舵(4WS)機構や「アダプティブエアサスペンション」を装着することもできる。大柄なSUVであっても、スポーティで質感の高い走りを見せてくれるのが、アウディの持ち味だ。

「2.0 TFSI quattro」と「3.0 TFSI quattro」、どちらを選ぶかは、求める“走り”で選べばいいだろう。どちらを選択したとしても、アウディならではのハイクオリティはインテリアや快適性は変わらない。プレミアムSUVとして非の打ち所のない新型Q7は、ハイセンスな大人のための新たな選択肢となりそうだ。

Text by Muneyoshi Kitani